【wrwrd!】我々さんと魔眼の守り手【男主】

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貴方side

瞳に浮かぶは金の盾

心に滲むは、暗い闇


馬鹿らしい、と床を蹴ってルードルを蹴り飛ばそうとした瞬間、俺の足は止められた


ヴェルデと名乗った男に


貴:邪魔。

ヴ:怒りで力を使うな、って言われたろ。


言われて止まる、言われた、言われたことある、あるけど


貴:なんで、あんたがそれ知ってる？

ヴ:今はまだ忘れとけってwルードルさーん。ぶが悪い、退散しよーww

貴:っ！おい！！

ヴ:冷静になれ、あほ。んじゃ！


ヴェルデがさっとルードルを担いだ、ルードルがそれにギャンギャン文句を言う


ル:なにをする！！

ヴ:ここにいてもいいけど爆発しますよ？？あ、それでもいいんですか、なるほど？？

ル:なっ！？っ〜！！貴様後で覚えておれ！！！

ヴ:三歩歩いたら忘れまーすwww！！


ルードルの地雷を踏みちらしてヴェルデは窓からひらりと出て行った


貴:ちぇ。、、、帰ろ、グルさん。

グ:A。

貴:後で、、、全部聞いてあげるから。答えるかどーかはわかんないけどwww


えい、と変に能力を浴びて動けないみんなを一人一人運んで外に連れ出す


ひょいひょい持ち上げて外に出された全員が驚きの目で俺を見てた


んで、もういっかぁ、って思えてきて、テキトーに見つけた荷台にみんなを突っ込んで


それ引いてダッシュで帰った


よくシックスがしてて、人間辞めてんなーって思ったこと自分がやってるのは面白いwww


軍についた頃には、日が落ち始めてて、荷台を軍の門に放り込んで、俺は空を見てた


夕暮れだ


200年生きてきて、こんなにちゃんと空を見たのはいつぶりかなーって思う


ロ:A。

貴:なーに。あ、出て行けって？


後ろから声をかけられたから、振り向いてそう問いかければ、ロボロは真剣な目で言った


ロ:ちゃうよ。、、、大丈夫やで。

貴:えー？なに？なにが？

ロ:A、


「泣きそうな顔してる」そう言われて、馬鹿みたいな惚けた声を出した


泣きそう？なんで？まって、悲しくなんかない。別になにも思ってない


なにも、思ってない、と、思うけど。ロボロには、泣きそうに見えるんだ、俺


貴:俺、変？


ヘラっと笑って、問いかけた俺の言葉に、ロボロは困ったように笑って言う


ロ:変ってか、悔しかったんかなって。

貴:悔しい？

ロ:うん。取り返せなかったこと、なんかはわからんけど、悔しい！って顔しとる。


悔しい、、、悔しい、かぁ。

成る程、俺今悔しいのか〜。




ぽろって、水が地面に落ちた

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