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貴方side
男が地下の牢獄へ連れて行かれるのを見ながら、俺はいつものようにルードルが寝るまで側にいた
んで、やっとルードルが寝た
地下の牢獄の鍵を指でくるくる回しながら階段を降りて行く
1番奥の牢獄の前までやってきて、中にいる男に向かって声をかけた
貴:なぁあんた、大丈夫か?
?:、、、なに。
貴:大丈夫、警戒すんなって。俺はA。ここに訳あって潜入してる人間だ。
?:潜入?どっかの、軍の、やつなん?
あたりが暗くて顔が見えないけど、声からして驚いてるらしかった
貴:違う。俺はフリー。だから、別にそこまで警戒しなくていい。あんた名前は?
ロ:、、、ロボロ。
かなーり長い沈黙をへて、名前を教えてくれた。ロボロ、我々のロボロ、、、しらね
貴:ロボロ、ね。おっけ!んじゃ、ロボロ、手当しようぜ、怪我してたろ?
ロ:、、そんなんして大丈夫なん。
貴:大丈夫。あのジジイ、自分の持ち物は閉じ込めるくせにそうそう会いに来ないから。
ロ:持ち物、、、。
そう、明らかに悔しそうな声で返してきたので、頭を掻きながらなんて返そうか考えた
貴:えー、っと、まぁ、そう落ち込むなよ?すぐお仲間が迎えに来るだろうし?
もしかしたらお仲間さんが迎えに来る前に俺が出してやれるかもしれないし。
ロ:なんで?
貴:俺もここに長居する気ないから。取り返したいだけだし。
ロ:取り返すってなにを?
問いかけられた声は純粋に気になっている、というような声だった
でも俺はその問いかけを無視して、鍵をガチャガチャいじって開ける
中に入ってランタンに火をつけて、壁にかけて、医療キットを開けた
貴:怪我、見せて。
ロ:あ、うん。あの、、、なんかごめん。
貴:いいってwあいつ、、ルードルはひたすらに人間の扱いが雑で、最低な奴だから
軍に帰れたら、ぶっ殺してくれね?そう、言ったらロボロはうん、と頷いてくれた
よかった、ロボロがひねくれた変な奴じゃなくて、変な奴は助ける気起きないもんな!
これが俺とロボロが始めて話をした日
この日からほぼ毎日、俺はロボロのところにきて、ロボロと話をした
ロボロはルードルに言われていろんなとこから情報を盗らされてた
しかもパソコンはルードルの部下に随時見られてて、軍と連絡すら取れないまま
一ヶ月もの時間が流れてしまった
正直ロボロのことは好きだけど、軍に肩入れするわけには行かないんだよな、、、
だって俺、魔眼持ちだから
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名無しの者 - 初コメ失礼します。 最近主様のストーリーを読破していってる者です。 すみませんが、トリガーのお話、 掲載されていたURから飛ぼうと思ったのですが、作品が見つからない状態です。 もし、主様が消さりするのであれば教えていただきたいです。 (2021年12月5日 2時) (レス) @page48 id: aee1ff5aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミミ七つ - ありがとうございます。私初心者なもので何が著作権にふれるとかまだよくわかってないんです。 (2019年2月7日 12時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
Ares(プロフ) - ネコミミ七つさん» 固定の色があって、その色の持ち主は不老だという設定なら、別に僕に許可を取らなくても良いかと思うのですが、、、。それ以外に何か被るような設定があるなら、お手数ですが再度ご提示くださいませ。 (2019年2月7日 11時) (レス) id: b9f4a78a84 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミミ七つ - アレスさんの小説、面白かったです。私も書いてるんですが、この魔眼の設定、少しお借りしてもよろしいでしょうか? そっくり頂く訳じゃ無いです。目に色があるから年を取らないという設定にしたいんです。 (2019年2月7日 11時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
アレス(プロフ) - ケンメァさん» いいんですよ!!!全然大丈夫です!!これからもよろしくお願いします!!!(*´∀`*) (2019年2月2日 22時) (レス) id: b9f4a78a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月26日 13時