--15-- ページ17
貴方side
やってきたのは書記長室だった
壁につけられたプレートに書記長室って書いてあるし間違いないはず
貴:こんな夜中に書記長室なんかきて大丈夫か？
ひ:大丈夫。
貴:そっか。
ひとらんがノックをして、ドアノブに手をかけてゆっくり開いた
中に入れば男が一人。カーキ色の軍服を着込んでいる、眼鏡の男
貴:こんばんは。
？:こんばんは。取り敢えずそこ座ってもらえます？
貴:、、、その前に一つ、質問を。
？:、、、どうぞ。
指をピンっと立てて、にっこり笑って問いかければ、真剣な表情で返してきた
真っ赤な瞳と目があった。その瞳は、どこかファーストと似ていて
目を逸らしたくなってしまった
少し静かに息を吸って、気持ちを整えて、書記長に向かって問う
貴:俺ちゃんと帰れます？
？:、、、え？あ、あぁ、はい。
貴:そっか！ならいいです！言いましたからね？
ストン、とソファに座って笑って少しだけ圧をかけたら書記長はちょっと困ったような顔をした
悪い人、ではなさそーだけどなー
貴:で？ご用件とは？敬語とか結構ですんでさっさと言ってください。
ト:じゃあ、、、自己紹介からさせてもらうな。俺はトントン。ここで書記長してます〜。
君はAさんで、自称何でも屋さん。って事でおうてる？
貴:合ってます合ってます。今はいや、前はルードルの護衛役やってました。
ト:前は？
貴:俺、殺されかけたんで。多分あのくそジジイからしたら俺はもう死人だろーしな。
あー、思い出しても腹立つぜあのくそジジイ！！助けてやったのに殺す気満々だったんだから！！
俺のオーラと笑顔を見て、トントンさんが詳しく教えて欲しそうな顔をしたので言う
貴:金庫室に行けって、言われてたんです。それで、行ったらこの有様。
包帯だらけの腕を出せば、隣に座っていたひとらんの顔が歪んだ
貴:どうした？ひとらん。
ひ:どうしたもこうしたも。そいつAのこと殺そうとしたって事でしょ？
貴:派手に爆発したからなー。そのつもりだったのは丸わかりw
ト:爆発？
貴:ドアノブ握った瞬間違和感がしまして、咄嗟に後ろに下がって逃げたのにこのザマですよ。
苦笑して見せれば、トントンさんも苦笑して返してきた
ま、なんも言えねぇわなこれは
ト:なんで潜入してたん？
貴:取り返したいものがあるから。
ひ:取り返したいもの？
貴:そう、とても大事なもの。
あと一つで、全部揃う
あいつらの、、、。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 914人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無しの者 - 初コメ失礼します。 最近主様のストーリーを読破していってる者です。 すみませんが、トリガーのお話、 掲載されていたURから飛ぼうと思ったのですが、作品が見つからない状態です。 もし、主様が消さりするのであれば教えていただきたいです。 (2021年12月5日 2時) (
レス) @page48 id: aee1ff5aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミミ七つ - ありがとうございます。私初心者なもので何が著作権にふれるとかまだよくわかってないんです。 (2019年2月7日 12時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
Ares(プロフ) - ネコミミ七つさん» 固定の色があって、その色の持ち主は不老だという設定なら、別に僕に許可を取らなくても良いかと思うのですが、、、。それ以外に何か被るような設定があるなら、お手数ですが再度ご提示くださいませ。 (2019年2月7日 11時) (レス) id: b9f4a78a84 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミミ七つ - アレスさんの小説、面白かったです。私も書いてるんですが、この魔眼の設定、少しお借りしてもよろしいでしょうか？ そっくり頂く訳じゃ無いです。目に色があるから年を取らないという設定にしたいんです。 (2019年2月7日 11時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
アレス(プロフ) - ケンメァさん» いいんですよ！！！全然大丈夫です！！これからもよろしくお願いします！！！(*´∀｀*) (2019年2月2日 22時) (レス) id: b9f4a78a84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月26日 13時
