【wrwrd!】我々さんと魔眼の守り手【男主】

--11-- ページ13

貴方side

シュタッ！と俺が寝っ転がっているとなりに降りてきて結構びっくりした


貴:なんで降りてきたんです？？

ゾ:よく見ようと思ったから？

貴:なんで疑問系？まぁいいけど、、、おかしな人ですねー。

ゾ:え？なんか言った？

貴:ナイフに手をかけるのは反則でお願いします。

ゾ:ンフフwww


意地悪な人だ、この人。意地悪するの、楽しんでる。こういう人はちょっとだけ面倒くさい


ゾ:なぁ、Aってメシめっちゃ食うほう？

貴:(いきなり呼び捨て、、、)まぁ、多分。食べれる方だと思いますけども。

ゾ:敬語面倒いからとってええで。

貴:、、、軽くない？

ゾ:Aほどやないで。


即答でそう返されて、まぁ、たしかにそうかもと納得するあたり


俺の軽さはあいつ譲りだ


貴:ゾムさ「ゾ:ゾムでいいで。」えー。じゃあゾム。ロボロは？

ゾ:まだ寝てる。でもほぼ健康でうちの軍医が驚いとった。実質頭に1発食らっただけやったし。

貴:へー。


ま、そうでしょうとも。だって俺結構ロボロの事気にしてたし


ルードルのくそジジイは一度もロボロに会いに行こうとしなかったし


ロボロがジジイが欲しかった情報手に入れられなくても、殴られるのは俺だったし


近くにいるからって酷い！！

って毎回思ってた


ゾ:ロボロの友達ってほんま？

貴:ロボロに聞いて。俺が言っても仕方ない事、聞かない方が得だと思う。


俺のこの言葉に、ゾムは少し困ったように笑いながら返してくる


ゾ:でもロボロ寝てるし。

貴:んじゃ、起きるまで俺ここかー。ま、いいけど、ちょっと暇。

ゾ:牢屋にぶち込まれておきながらその態度ってある意味すごいなwww


またケラケラと笑いだしたゾムを尻目に、霞んできた視界に違和感を覚える


おかしーな、さっきまで寝てたのに、まーた眠くなってきた


足を降ろしてちょっと移動する。ゾムは気にしてないみたいで、まだ少し笑ってた


貴:寝る。

ゾ:えー、まだ話そーや！！！

貴:やーだー！！ゾム意地悪だし。ロボロ起きたら言いつけるから！！

ゾ:えぇ、それはやめてや、怒られるw

貴:嫌ならそろそろ、帰ったら？あと仕事は？

ゾ:あ、忘れてたwwwじゃ、またな！！


さらば！といった様子で天井に登って消えた姿。少しして気配も遠ざかって消えた


床がさっきより冷たく感じて、なんとなく気持ちいい、それが俺の眠気を加速させていって


俺は自然とまぶたを降ろした

--12--→←--10--

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す