第44話 ページ46
貴方side
店を出て、また、石畳みの道を歩く、空がだんだん暗くなってきた
一雨くるかなぁ、なんて、思いながら少し歩く速度を上げる
少ししたら本当に雨が降り出してしまったので、近くにあったのにカフェに入った
いきなりの雨だったので、カフェには同じように雨宿りとして入店してきた人が多かった
空いていた席に座って紅茶とケーキを頼めば、店の名前に聞き覚えがあることに気がついた
確かオスマン兄さんが オススメめう〜！ とかって言ってたお店の名前だ
運ばれてきた紅茶を一口飲むと物凄く美味しかった、流石オスマン兄さんのオススメ店
後から運ばれてきたケーキも物凄く美味しくて、パクパクたべて、無くなった紅茶のお代わりをもらったその時
？:相席、してもいいだろうか？
貴:？、ええけど、、、っ！
声をかけられたのでそう返しながら声をかけてきた人を見て驚いた、声からしてまさかとは思ったが
まったく、なにしてんの？
グルッペン
グルッペンは俺の返答に
グ:ありがとう、失礼する
といって俺の前に座った、驚いた顔は見られなかったようだ
ホッとしながらも、ちらりと目の前の席について、俺と同じ紅茶を飲むグル氏
2人共なにも話さないまま、時間は過ぎ、雨が止んだ
それに気づいて席を立ってお金を払って外に出たら後からグル氏も出てきて俺に
グ:相席していただきありがとう。
と言ってきたので
貴:気にせんでええよ。
そう返せばまたありがとうといって城の方へ歩き始めたので
今なら大丈夫かな、と思い歩くグル氏の後ろ姿に向かって
貴:俺の荷物、全部捨てていいから。俺の事はもう忘れてくれよな、グル氏。じゃあ、さよなら
そう、いつもの俺の声で言えばグル氏がこちらをバッと振り返った
驚いた顔と揺れる真っ赤な瞳と目があった
俺はそれににこりと微笑んで目的の城まで全力で走り出した
昨日と同様、決して振り返りはしない
だから
俺を呼び止めるグル氏の声も、聞こえないふりをした
目指すはあの男がいる●●●●国の城
目的は復讐
俺はまた降り出した雨の中をただひたすら走った視界が雨でとても悪い
雨は拭っても拭ってもはらえなかったので、拭うのを諦めた
拭ってもはらえなかった雨はなぜか塩辛かった気がした
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黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
