第35話 ページ37
貴方side
ふぅ〜、と紫煙を吐き出しながら暗くなった心をどうにか明るくしようとタバコを吸いまくること数分
普通のタバコの味に飽きて俺オリジナル☆の毒タバコを吸っている
これなんの毒かなー、とまた、考えても無謀なことを考え始める俺
おーい、俺よ。意味ないぞ
なんて自分で自分に言い聞かせる
うむ、虚しい。これじゃあ、俺が可哀想な奴みたいじゃね？
まぁ、実際、仲間に蜘蛛だってバレた瞬間またぼっちに戻る可哀想な奴なんだけどナ
、、、バレたら、俺はここを出て行く。そう、決めた
いやほんとは出て行きたくねぇけど！！ずっとここで色々してたいけどさ！？
無理だろ！！無理ゲーだろっ！！
人生ハードモード(泣！！！
俺の人生の結果
スリルを求めた結果、1人になりました。
貴:、、、フハッ、いっそ殺された方がましだナ(泣
そうだ、バレそうになったらいっそのこと
どっかの国のスパイだったってことにしてみんなに殺ってもらおうか、、、(心折れかけ
離れたくない
ずっとここにいたい
前みたいな絶対失敗はしない
前の軍で起こったことはあの時、半分とか言いながらほとんど事実を言った
ってことで今から本当のことを語ろう
まず、出張と言ったな、あれは嘘だ。本当は1人で任務に向かっていた
帰って来た時のくだりは本当で、総統室での話は嘘 。総統室に入ったら総統サマは優雅に椅子に座っていた
俺はたずねた、何が起こった？どうしてこうなった、と
まぁ、当たり前だよな？帰って来たら、たった1人の人物を残して、後の全員死んでんだから
総統サマはこう答えた
「自分より強いやつと戦いたくなってな、全員に戦いを公平に、平等に、挑んだのだが、皆弱くてなぁ、気がつけば皆死んでいたのだよ、お前を残して全員な」
それを聞いて、何かが切れる音がした
“強いやつと戦いたかった”？
“公平に、平等に”？
“気がつけば皆死んでいた”？
なんて自己的で、傲慢なのだろう
貴:お前が行ったのは公平で平等な“戦い”では無い！ただの自分が楽しみたいだけの“虐殺”だ！！
そう叫んだ先は覚えていない、気がつけば手に持ったナイフが紅く染まっていた
ふと、鏡に映った己を見た、血に濡れ、虚無に染まる赤と青の混じった紫の左右の瞳
ぼそりと呟いた ごめん の三文字、なんでそう言ったのかは本当にわからない。
己に対する慰めなのか、それ以外の何かなのか
それはきっと永遠に俺にはわからない
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黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
