第34話 ページ36
貴方side
俺は続けてこうも言った
貴:それか、トン氏とグル氏が死んでるかだな
俺の自信満々の言葉にグル氏は
グ:何故、そう思う？
と何だか真剣そうな顔をして返して来たので
貴:そりゃあ、奴が“暗殺者”だからだよ、暗殺とは、ひそかに、誰にも気づかれないように行うもの。
俺ならまず、邪魔な幹部を消す、それが無理そうなら国の頭脳であるトン氏とグル氏を狙う。
卑怯で、ズル賢い、それが暗殺者ってもんなんだぜ、グル氏(ニコッ
と、こちらも真剣に答えた、この答えにグル氏は少し考えてから
グ:成る程、確かに理屈は通っているな。
なんて言って、納得したように頷いたから、さっきから聞きたいと思っていたことを聞こうと口を開いた
貴:だろ？なぁグル氏、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、、、
グ:？、なんだ？
貴:もし、蜘蛛が本物だったとして、蜘蛛を捉えることに成功したら、その後ってどうする予定だった？
俺の問いに対しグル氏はニヤリと微笑んで答えた
グ:そりゃもちろん、仲間にする、と言いたいところだが、それはトントンやみんなが許さんだろうから
他国について知ってることがあれば吐かせてあとは確か奴は賞金首だったはずだから、、
貴:成る程わかったw
俺は、その先を言って欲しくなくて、咄嗟に声を挟んだ
まぁそうだよなぁ、仲間になんかしたらここが危険になる。
みんなそれをわかってるんだ
“蜘蛛”は人に知られ、憎まれ、恨まれ、敵を作りすぎた、、、もう、元には、戻れないほどに
グル氏がなんで聞いたのかを問うて来たから
貴:グル氏のことだから、仲間にする、とか言い出すんじゃないかと思ってなw
まぁ、その考えは当たったわけだがw本当に仲間にするとか言って来たらトン氏にチクろうと思ってな☆
なんて冗談じみて言えば
グ:イギリス、イギリス、話をしよう。
ってかなり焦った声で声をかけて来たから冗談だよ、と返せば安心していた
まったくwww
うちの総統様話は本当に面白い
俺は俺がいては仕事が続けられないだろうからと、部屋を出た
とりあえず自室に帰ってタバコ吸おう、そう考えついて自室に早足で帰った
少しして自室についたので、窓際によってタバコに火をつけた
タバコを吸いながら、俺は先程のことを考えていたあの、グル氏の言葉の続きを
聞きたくはなかったから遮った言葉の続き
それが今吸っているタバコの中毒よりも、苦しいものだということを俺は知っている
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黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
