第22話 ページ24
トントンside
コツコツと音を立てながら城壁へ上がり急ぎ足で部下の元へ向かい
昨日、Aがどこにいたのかをたずねる
教えてもらった場所に行くとそこからは森が見渡せる場所でもあり、門が見える場所でもあった
流石、と言うべきやな、よう考えとる。それはグルッペンも思ったようで、少し口角が上がっとった
くまなく回りを探すと城壁の一部の柵に砂が付いていた、これは、、、なんや？
少し思考してからあることを思いついた
これはもしかせんでも、、、
ト:侵入者、やな
呟いた言葉にそうのようだな、と返事がきて続けて言った
グ:この砂から推測するに、侵入者がここから逃げたという所だろうな、Aはそれを追いかけて行ったか、連れていかれたかだな
グルッペンの言う通りだと思う
すぐに人を集めて探しに行ってもらおうとインカムの電源を入れた
すると丁度ゾムから連絡が来た
ト:どうしたんや？ゾム
ゾ:城の外をうろちょろしてた奴らがおったから1人だけ残してあと全部殺ってやったで
ト:は？それ、どこの奴？
驚きながらもそう返すと
ゾ:この前、同盟しようとか言いに来て、グルッペンに即断られたお隣の国☆
と、返された、あぁ、あそこか
ト:そうか、とりあえず残しといたやつになんでおったのかを吐かせてくれ。
ゾ:了解
プツリと通信が切れて、グルッペンに報告しているとまた、かかって来た
ト:なんかわかったか？
そう問いかければゾムはなんだか焦ったような、怒っているような声で吐かせた内容を話した
内容を簡単にまとめると
どうやら敵さんはAくんを勧誘しようとして失敗、逃げだしたAくんを追いかけたらしい
だが、問題はここからだった
ゾムがAくんはどこにいるのかとたずねるとそいつはこう答えた
『そいつなら今頃、冷たい川の底に沈んでいるだろう、我らの仲間にならなかった天罰だ！！』
と、ゾムによるとそう言い終わるとそいつは舌を噛み切って死んだらしい
あぁ、これはやばい、ほんまにやばい
敵さんの言うことを鵜呑みにするわけじゃない、でも、敵さんの言う通りならAくんは、、、
そこまで考えて、急いでその考えを振り払った
大丈夫や、まだ希望はある
急いでシャオロンとコネシマに連絡を入れ、Aくんを探すように伝えた
ゾムにも、探すように言い、自分も行くと言い始めたグルッペンをなんとか説得したのは
また別の話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 777人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
