第30話 ページ32
NOside
貴:、、、帰ったら一面、全てが真っ赤、廊下はまるでレッドカーペットが敷かれてるみたいだったよ
奥に行くたびに死体は増えるし、よく見たらその死体の中に俺の部下も混ざってるしでもう頭ん中大混乱
総統室についた頃にはあまりの鉄臭さに鼻がいかれてたよ
Aの話に皆が不快感を顔に出した
それを見たAは少し苦笑してまた、話し出した
貴:総統室に入ったらさ、総統サマはもう死んでた、代わりに、奴、蜘蛛がいた
蜘蛛は俺に気づいたらなんでかじっと見てさ、ごめんって、謝ったんだ、なんで謝ったかなんて分からなかったけどな！
で、ここからが蜘蛛について、俺が知ってることなんだけど、奴の利き手は右で、瞳の色だけど、どちらも紫寄りの赤と青、んでかなり若い！
Aが話し終えると皆、それぞれ話をし出した
そんな中、グルッペンがAにこう問うた
グ:つまり、A、お前はあの軍の崩壊の真相をらを知っている、唯一の人物、ということだな？
貴:まぁ、そういうこになるな。大丈夫、真相を知ってるからって殺されかけたことなんかないからw
グルッペンの問いに軽く返したAにグルッペンは少し安堵したように
グ:そうか
と呟いた
グルッペンの考えている事はなんとなくみんなもわかっていた
もし、隣国の蜘蛛と名乗る人物が本物なら、一度会ったことのある、しかも犯行を目撃した人物を生かしておくか？と
ゾムは犯行を見たわけではない、逃げるところに鉢合わせしただけ
もしAが狙われでもしたら、相手は最強と謳われた暗殺者だ。生きて帰ってこれる可能性は低くなる
それならAは前線に出すべきではないと考えたのだ
だがその考えは無駄だったようでAは襲われたことも、それ以来蜘蛛に会ったこともないと言い切った
確かに、殺るならもっと早く殺るだろうし、相手はあの暗殺者だ、見つけられなかった、なんて事はないだろう
そう、みんな考え付いたのか、この後はスムーズに会議が進み、1時間程で終わった
ぞくぞくと会議を出て行く幹部
出ていこうとしたAをグルッペンが一緒に総統室に来るように言った
Aは少し首を傾げながらも承諾して一緒に歩き出した
後ろからはトントンもついてきていた
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黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
