第83話 ページ38
貴方side
身体を震わせ笑っている秋瀬に蹴りを入れると、まーまー、とジェスチャーをして来た
それを見て盛大にため息を吐くと
秋瀬は若干えぐい音をたてて肩の関節を外して手を前に持ってきて
また若干えぐい音をたてて肩の関節を壁を使ってはめ直して自分と俺のガムテープを剥がした
秋:はい、いっちょ上がりw
貴:酷くきもいな。
秋:ひどい、、、見るの初めてじゃないくせに。
貴:今世では初めてだ。
秋:慣れて。
貴:嫌だ、気持ち悪い。
秋:泣くぜ？？？？
はーー、とため息を吐きながら口内に隠していた針金を出してきてガチャガチャと鍵穴をいじりさっさと解錠
器用な奴だ
秋:今器用だって思ったろ。
貴:あぁ。
秋:覚えたら誰でもできるぜ。
貴:なにをトチ狂って普段から口内に針金を仕込んでおかねばならんのか分からん。
秋:お前そういうとこあるよなーー？？？今そのトチ狂った人に助けられてるんだぜー？？？
貴:少し黙れ。これからどうするか考える。そんな顔をしたところで効かんぞ。
秋:冷たい、、、。
少しむくれている馬鹿は放って置いて、さてどうするかと考える
部屋は殺風景で四角形、目の前の扉は鉄製で見覚えのある図形が書かれている
上には通気口があるが人が通れそうではない。ドアの判断側に少々大きめの丸い鉄格子の窓
出るならこの窓からだな
貴:秋瀬。
秋:はいはい。ワイヤーは持ってないけど、高さと周りにあるものではなんとかなると思う。
貴:決まりだな。
並んで立って、1、2、3！と二人同時に窓に向かって全力で蹴りを放つ
元々ボルトが錆びていたのもあって簡単に破壊できた。軍用ブーツの底が鉄だからできた技である
大きな音を立ててしまったからにはさっさとでなければ敵が来るな
窓から下を見る
ここは六階ぐらいだろうか
壁がいい具合に出っ張っているので、普通に壁を伝って下に行けそうだ
サクサクと降りて行って地面にたどり着いたところで上が騒がしくなった
貴:やはり狂信者はどこか抜けているな。
秋:軍に喧嘩売るぐらいだからな〜。
周りを見渡す。どうやらここは使われなくなった古城跡のようであたりは森だ
方角が分からず、そういえば、と空を見上げて北を把握した
貴:やはり空は当てになるな。
秋:教授にお礼言わないとな！
暫く森を進むと、途中で見覚えのあるパーカーの人物とすれ違った
相手はこちらに気がつくと飛びついてきたので、俺と秋瀬は地面に背中から着地した
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
