第47話 ページ2
貴方side
俺の言葉に唖然とし瞬きを繰り返すクソ総統様の胸ぐらから乱暴に手を離す
貴:聞こえなかったのなら、もう一度いってあげましょう。周りをよく見てください。
ここは戦場で、安全な場所ではなく、近くにいる自身の盾は咄嗟に動けない人間であるということを。
人的資源は残念ながら畑から取れることは決してありません。有能な盾も無限ではありません。
ましてやその盾は無機物ではないため感情があり痛みがあり時と場合によっては小回りがききません。
そして無二です。無くせばば次は無いのです。貴方様が、そうであるように
俺を見上げる目はまだ見開かれやり左右に揺れているが、そんなこともうどうでもいい
何かを言おうとトントンがこちらを向いて口を動かしたので、その口にハンカチを突っ込んでいう
貴:貴方は己の力不足を嘆いてください、総統様の右腕でありながらその身を使って守ることすらできなかった無能だと。
言い訳は不要。お前のような総統様の右腕なんて苦笑どころか笑う気すら起きん。
咄嗟に体が動かなかったのは何故だ？咄嗟に手を伸ばすことすらできなかったのは何故だ？
その賢そうな頭で考えてみろ。俺は天才だから今から一人でもここをなんとかしてみせる。
両肩を突き飛ばせば見ていたゾム隊長が引きつった顔をしながら問うてきた
ゾ:ど、どうする？
貴:気配的に近くにいるのは一小隊のみ。狙撃手は角度とタイミングから一人。
まず狙撃手の居場所を定め、小隊を潰しつつ接近し叩きます。
ゾム隊長は基地への道を先行してください、しんがりは我らが隊長にお任せしましょう。
秋瀬はそこの情けない書記長様にお願いしますよ、落としても殺しますし死なしても殺します。
ひ:殺意すご、、、。
隊長の言葉は聞かなかったことにして、ゾム隊長からパクった煙幕を投げる
貴:3、2、1、、、GO！！
瓦礫から飛び出て地震が来ていた上着を煙幕から少しだす、すると胸のあたりに弾丸が掠った
狙撃手は前方11時方向。小隊は3時方向の森の中。キィンと音を鳴らしながら腰につけていた手榴弾と閃光弾を小隊へ投げる
時間が稼げればいいからだ
地面に転がっていたスナイパーライフルを拾う
相手の狙撃兵の発砲タイミング的にも、弾丸的にも、撃てるのは一発
すうぅ、と息を吸い、
そしてピタリと止める
スコープを覗き込めば
世界はスローにはる
引き金を引いて体感1秒後に発砲音が聞こえた
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
