第73話 ページ28
貴方side
そんなことした覚えはない
交渉？そんなもの、していない
ただ真正面からぶつかって
刃を交えあったことしか覚えていない
まともに話をしていたかどうかなど、聞かれなくともNOと答えられるほどだ
では、なぜ
秋:その陸軍大将って、自分の処刑に同意した。とかそういう感じで亡くなったんですか？
エ:いや、そうじゃないらしいんですよね。
そう言ってエーミール教授は持っていたタブレット端末をいじって、資料を見せてくる
それはアルダ国の陸軍大将の死亡報告書
顔写真や名前のところは燃やされていて残っていないが、他は所々読める
エ:ここが死因なんですけど。この人、味方の狙撃によって亡くなったみたいなんですよ。
秋:、、、味方に撃たれたってことですか。
エ:そう。所謂蜥蜴の尻尾やったんかもね。この人はそれをわかってて戦場に立ってはった。
敗軍の将ってやつやね。それをワレダ国の幹部たちは読み取って、その勇敢さに免じて、、って感じ。
貴:つまり、、、ワレダ国の幹部によるお情けということですか。
エ:今となっては、わからんけどね。
なんて屈辱的なことだろう。自身を言い訳に、許されるなど、笑うしかない
そんな勇敢な死に様であったのだろうか、俺は
いや、惨めだったことだろうさ
国が残っていることを喜べばいいのか、悔しがれいいのかよくわからない
変な心情だ
エ:ということで、アルダもカラザもまだある。昔みたいな勢いはもうないんやけどね。
そこの研究所の権利ももうほとんど持ってなかったみたいですし。
オ:もっとったとしてもうちに喧嘩売れるほど戦力もないめう〜。
成る程、と言いながら。内心ではそれはどうだろうか、と思う
あそこは表向きは弱って見せるのも上手い国だった。表の姿だけ見て安心しているのでは危険だ
まぁあの研究所の権利をほとんど放棄していたのは、パスワード等が変わっていなかった事から確実だが
これは個人でも調べておいて損はなさそうだ
俺は俺が死んだ後のアルダ国のことなどまったくもって知らないが
あそこがどんな国であったのかならよく知っている
この後も研究所についての話をしながら、たまに雑談などを交えて話し、ほぼお茶会状態
気がつけば三時間もの時間を外交官様の部屋で過ごしており、流石に焦った
貴:小官らはここらで失礼します。いてはお仕事ができませんでしょう。行くぞ！
秋瀬を立たせて急いで部屋を出た
貴重な体験をしたものだ
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
