第65話 ページ20
貴方side
二人で有給を取るためにの書類を出しに向かっている途中、医務室の前を通った
ドアが半開きになっていて、中で話している声が筒抜けになってしまっていた
し:ゾムの熱がさがらんねん。あった薬は全部持って帰ってこれたんやっけ？
コ:いや、全部やない。
し:できれば全種類欲しかったな、、、なに打たれたんかさっぱりわからん。
ショ:また入り込むにしても危険すぎる気もしますけどね。
シャ:ほんまにな。
二人で顔を見合わせ、持っていた書類を握りつぶしてさっさと部屋に戻る
貴:クビになっても知らんぞ。
秋:それはこっちのセリフ。
貴:俺はギルドでも働ける。
秋:ぶーめらーん。
ガチャガチャと装備を着込んで、窓からさっさと出てって正面門を通らず城壁を越えて外に出る
夜までには帰って来れるだろうか、と思いつつ走り始めようとした俺たちに向かって声が飛んできた
オ:どこ行くん〜？こんな朝っぱらから。期待の新人くんが二人揃って脱走？
にこにこと微笑む外交官様。面倒な方に捕まったと思った瞬間、意外なことを言われた
オ:研究データ持って帰ってきてくれると嬉しいめう〜。あと口止めはケーキでええで。
秋:！、了解しました。
貴:お止めにならないのですか。
俺の言葉に、オスマン外交官様はんー、と少し考える様子を見せてから述べる
オ:止める理由があらへん。うちは基本フリーダムやし、うちの総統は腹ん中に劇薬仕込むん好きやから。
それに、ちょっとくらいいきのええ奴おらんと楽しくないめう〜。
にっこり、笑うその顔は心底楽しそうに見えて、悪意は感じられなかった
貴:そうですか。
オ:そう。んじゃ、はい。なんかあったらそれでロボロに声かけたらええよ、ロボロには言っとく。
投げて寄越されたのは深緑のラインが入っている予備のインカム
一礼して腰のポーチに仕舞い込み、今度こそ走り出そうとしたら
目の前に馬がいた
ぶつかりそうになって慌てて止まれば、馬の陰から隊長が現れた
ひ:馬に乗れるでしょ？この子達貸してあげるからやんちゃも程々に、早めに帰ってきてね。
秋:隊長も来ますか？
ひ:いや、俺は行かない。隠れるの得意じゃねぇもん。グルッペンにはそれとなく伝えとく。
貴:随分と信用してくださるのですね。
ひ:そりゃ、俺の隊の部下だったんだから当たり前じゃん。、、いってら。
背中をポンポンと叩かれた瞬間
何故かとても暖かく感じたのは
何故なんだろうか
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
