1話〜淡い夏の夜〜 ページ2
僕は、夏の暗く涼しい夜に、家の近くを散歩していた。
「うわっ」「きゃあっ」
歩いていたら、誰かにぶつかってしまった。
「あっごめんなさいっ」
「え、あ、いやっ僕の方こそごめん…」
ぶつかったのは、よく見えなかったけど女の子らしい。
その女の子は、僕の腕を引っ張って立たせてくれた。
「ああっ血出てる!」
膝をすりむいて血が出ていた。
「大丈夫だよこれくらい。」
すると女の子は、
「ダメだよ!来て!」
僕の手をひいて公園に向かった。
水道の水で血を流して、膝に絆創膏を貼ってくれた。
「よし!これでもう大丈夫!」
「あ…ありがとう」
「どういたしまして!」
女の子は、僕の顔を見てニコッと笑った。
「私、李紗っていうの!貴方は?」
「…裕也…」
「裕也君ね!じゃあ私、そろそろ帰るね。」
「そっか…」
「また会おうね!裕也君!」
「うん!また会おうね!」
…僕は、あの時の女の子の…李紗の笑顔が忘れられない。
李紗は、僕の初恋だった。
これが一ヶ月前、
暗い夜、淡い夏の日に起きた僕の初恋。
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宵闇影魔 - 神さん» 本当ですか!?わざわざ見にきてくださってありがとうございます!歌詞は物語が終わったら最後に載せますので!がんばります! (2016年3月21日 15時) (レス) id: c5b185d555 (このIDを非表示/違反報告)
神 - 小説、作ってくださりありがとうございます!嬉しすぎます……。おもしろかったです!応援してます! (2016年3月21日 11時) (レス) id: d0cec0e549 (このIDを非表示/違反報告)
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