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Stage2 ページ4

stage2

3人で勇利くんの実家、ゆーとぴあかつきへと向かう。
「Aちゃんもおかえりなさい!」
「おばさん、お久しぶりです。」
温泉でも入ってゆっくりしてこんねー、と言って勇利くんを連れていってしまった。
「じゃあ温泉行ってくるね。」
ミナコ先生にそう声を掛けるとんー……と手を振ってくれた。

露天風呂に浸かりながら小沢は思いにふける。
久々に会った勇利くんは凄くかっこ……よくはなってないか。太ってたし。でも、その姿ですら可愛いとか愛しいという言葉に当てはめられてしまう私の思考はだいぶ毒されているようだ。
……もう何年閉じ込め続けてきた想いか。いつから、なんて覚えていない。
でもハッキリ自覚したのは中学の頃だっただろうか。
普段はへらっと柔らかく笑う彼が氷上に立つ時はメガネを外す。そうすると別人のようになるのだ。メガネを通さず真っ直ぐ見つめる真剣な瞳。そんな彼に恋をした。
しかし、初恋が実らないとはよく言ったものだ。すぐ私の想いは沈んだのだ。同じアイスキャッスルはせつのリンクメイト、優子先輩だ。同じように恋をする勇利くんを見て中学生の私は応援を出来るほど器が大きく出来ていなかった。
どうやっても日常生活で他の女子に恋する勇利くんを見ることになってしまう私は作り笑いを覚えた。とはいっても西郡君にはすぐバレて色々と気を使わせてしまったのだが。
そんなとき、たまたまゆーとぴあかつきで知り合った事務所の人にスカウトされ歌手活動を始めた。スケートを始めたのも歌が好きだったからで、歌手活動を始めてからは学校に行くことが少なくなり結果としてはイチャイチャっぷりを見なくて済んだのだが。

「……っは!!」

息が苦しくなってきて我に返ると、ずるずるとお湯に深く浸かりすぎたようだ。うっ……鼻にまでぬるくなったお湯が入り込んでる。浴場から出て素早く着替えると、勇利くんのお母さんに遭遇した。カツ丼食べんね?という言葉に後でーと言って、Aはゆーとぴあかつきを出たのだった。

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岡崎雪(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 長々と放置気味で申し訳ございません。本日更新いたしましたので、もしよければご覧下さい。 (2017年7月27日 2時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています(笑) (2017年3月16日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
岡崎雪(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。主人公には伏線が多いため、設定ページを設けておりません。職業についてはStage3まで読み進めて頂けたらわかるかと思います。 (2016年12月28日 12時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主の職業がよくわからないです (2016年12月28日 12時) (レス) id: 6025f4bd80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:岡崎雪 | 作成日時:2016年12月27日 0時

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