検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:20,587 hit

Stage18 ページ20

stage18

翌日からはドタバタであった。
全ての原因はAと勇利が気付かぬうちにヴィクトルが上げていたI〇stagramが全ての原因なのだが。
ゆーとぴあかつきやアイスキャッスルはせつにもマスコミやファン達は押し寄せた。殆どはヴィクトルへの所在やそれに対する質問だったが、中には共に写っていたAに対するものも少なくなかった。

「AA選手はヴィクトルとどういう関係かご存知ですか!?」
「コーチと契約破棄したそうですが、来シーズンどうされるんですか?」
「来月の突然のライブは一体どうなされるんでしょうか!」

問われたAの周囲はそんなもん知るか!という状態であったが、それはA自身も大して変わらなかった。調べがつかないような小さなアパートで暮らしていたはずのAの部屋にも多くのマスコミ達がやってきたのだ。ヴィクトルがInstagr〇mに投稿しただけで何故ここにまで皆が来ているのか思考を巡らせようとする。が、鳴り止むことのないチャイムがそれを妨げる。

「……っもう!」

思い通りにならないことに苛立ちが募る。静かに考えたい。いつもの練習メニューをこなしたい。でも外へ行けば何処までも記者達が追いかけて来る。Aは外からの雑音が耳に入らないように布団にくるまる。あんまり効果は無かったがそれでも無いよりはマシであった。
どれだけの時間が経ったのだろうか。ピリリ、と床に転がっていた携帯が鳴る。驚きのあまり一瞬、身体を震わせてから拾い上げるとよく見知った名前が表示されていた。

「……もしもし。」

声をいつも通りに努めて絞り出せば、耳元のスピーカーからは安心させられる声が聞こえてきたのだった。

Stage19→←Stage17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
85人がお気に入り
設定タグ:勝生勇利 , ユーリonICE!!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

岡崎雪(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 長々と放置気味で申し訳ございません。本日更新いたしましたので、もしよければご覧下さい。 (2017年7月27日 2時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています(笑) (2017年3月16日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
岡崎雪(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。主人公には伏線が多いため、設定ページを設けておりません。職業についてはStage3まで読み進めて頂けたらわかるかと思います。 (2016年12月28日 12時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主の職業がよくわからないです (2016年12月28日 12時) (レス) id: 6025f4bd80 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:岡崎雪 | 作成日時:2016年12月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。