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Stage9
ご飯を食べたあとにすぐ寝てしまったヴィクトル。途中でパニック状態のミナコ先生もやってきて、勇利くんとミナコ先生と私の3人で寝ている彼を眺めていた。
「そういやさ、来月ライブするんでしょ。」
数秒でチケット完売したって、とミナコ先生が私に聞いてくる。勇利くんはニュースサイトを見ていないのか、知らなかったようでびっくりしている。
「……っどこで!?」
「アイスキャッスルはせつ。」
勇利はなんで教えてくれなかったのか、って一瞬思ったけれどAちゃんの表情はいつもより陰っている。端的に答えるAはなんだか落ち込んでるように見えてふくれっ面を引っ込めた。
「どう……したの?」
「なんでもないよ。ちょっと考え事してただけ。」
「でも、なんでアイスキャッスルなの?」
聞きたかったんだけどさー、とミナコ先生は言う。勇利もそれに同意して頷く。はせつで大きな会場って言ったらそこしかないし、あとは空き地に仮設ステージを立てるしかない。でも、それじゃまるでフィギュアを披露するみた……
「急に決まったライブだからね、他に思いつかなくって。あそこは思い出の詰まった場所だから。」
勇利の考えを遮るようにAはまた端的に返す。あ、と何かを思い出したAはチケットを2枚差し出した。
「見に行ってもいいの?」
ミナコ先生にもちろん、と答えてたAちゃんは僕にも同じようにチケットを渡してきた。
「見に来て、絶対。」
「いいの?」
「だって、なかなか都合合わなくて来てくれたことなかったでしょ?」
う……ごめん、と僕が言うと意地悪っ子のような笑顔でAちゃんは気にしてないよと笑う。
「私が勇利くんに見せたいの。だから来てくれる?」
Aちゃんがのぞき込むようにして僕を見てくるもんだから、自然と上目遣いになっている。思わず顔を赤くしながらチケットを受け取ると更に綻ばせたAちゃんの笑顔が眩しかった。
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岡崎雪(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 長々と放置気味で申し訳ございません。本日更新いたしましたので、もしよければご覧下さい。 (2017年7月27日 2時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています(笑) (2017年3月16日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
岡崎雪(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。主人公には伏線が多いため、設定ページを設けておりません。職業についてはStage3まで読み進めて頂けたらわかるかと思います。 (2016年12月28日 12時) (レス) id: 0853e273f8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 夢主の職業がよくわからないです (2016年12月28日 12時) (レス) id: 6025f4bd80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:岡崎雪 | 作成日時:2016年12月27日 0時