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照side


ひとつひとつの言葉に阿部くんの強い気持ちが
入っていて、心が熱くなった。


ふたりにとってその夢がとても大きくて、大切なものなんだっていうこともわかった。


でも、反対するってことは…



「俺じゃ、その夢を叶えてあげることができないってことですか…?」


阿部くんは、前を向きながら頷いた。


それは、


その夢を俺の何かが邪魔するってことを
意味していた。


考えられるものといったら



「俺がαだからですか…?」


阿部くんはまた頷いた。



俺は、いつも以上にαである自分が嫌になった。



なんで、なんでなの。



そんな話をしている間に



俺の住んでいるマンションの前に
先輩が車を停めていた。



すると、阿部くんが



亮平「照くん。少し時間いい?」



明日も仕事が早いのはわかっていたが、
このまま帰れるわけがなく、



「はい。大丈夫です。」


俺がそう言うと、
阿部くんは彼との夢の話をしだした。

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作者名: | 作成日時:2021年1月27日 21時

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