Spring Breeze (ページ26)

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照side

身体の痺れが収まらないまま先輩の席に近づく

「ほんとすみません。お待たせしちゃって。」

大介「全然いいよ～。大変なんでしょ？仕事。やっぱりすげえなぁ照は笑」

かなり待たせてしまったのに、先輩は笑顔で俺を気遣ってくれた。

「そんなことないですよ。」

大介「ハハッ謙虚だなぁ。あっ、紹介するね。俺のパートナーの阿部ちゃん。」

「はじめまして。岩本照です。いつも佐久間先輩にはお世話になってます。」

亮平「はじめまして。阿部亮平です。こちらこそ！佐久間がお世話になりっぱなしで笑」

大介「ちょっと阿部ちゃん笑照笑っちゃってんじゃん笑まぁ、間違ってないけどさ笑」

先輩のパートナーの阿部くんは先輩よりも
しっかりしてそうだけど、可愛らしい人だと思った。

「そんなことないですよ笑ここまで仕事できてるのも先輩のおかげです。」

亮平「そんな、気使わなくていいんだよ笑。よろしくね。照くん。」

会話をしていても身体の違和感はとれなかった。

まだ甘い香りもしている。

すると、

その香りが濃く、強くなった。

康二「こんばんは。いらっしゃいませ。」

声のする方に顔を向けると

そこにはさっきの人が立っていた。