【鬼滅の刃】サンビタリアを君に【我妻善逸】

黄色、茶色。 ページ7

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｢あら…これを破られたのは初めてだわ｣



｢ははは、まぁねェ…。ちょっとさずかに危ないと思ったよォ｣



こいつやっぱり、本当に強いわ。
こうやって話しながら戦っているけど、少し私が押されているように思える。



｢夢の呼吸 弐の型 金縛り｣



｢おっとォ…ダメだよこれはァ。俺はこんなのに捕まらないよォ？｣




鎖のスピードは雷の呼吸にも負けないというのに…強すぎる、どうしてコイツは上弦ではないの？



｢花の呼吸 弐の型 御影梅｣



｢カナヲさん！！！貴女じゃ勝てる相手じゃ無いわ！！煉獄さんを呼んできて！！！カラスはお館様に使ってしまったわ！｣



｢っ…はい｣



私1人でどれくらい持つかしら？
こいつの強さは上弦の弐くらい……煉獄さんが来るまでは、なんとか持たせなきゃ。



｢おやおやァ？いいのかい仲間を逃がしてもォ｣



｢いいのよ、…隊士を守るのが柱の務め。
彼女が死んだら悲しむ人はたくさんいるわ｣



｢君が死んでも悲しむ人はいないのかァい？｣



……そうね、善逸くらい、悲しんでくれるといいのだけれど。



｢私は死なないもの。
…夢の呼吸 参の型 明せっあ゛っっ！！！｣



｢はははァ…君の腕ほっそいねェ？
こんなんでよく俺と戦えたねェ｣



まずい、左腕の肘から先持っていかれた…

呼吸を使ってなんとか止血しているけど、時間の問題だわ。



｢夢の呼吸 壱の型 夢の誘い｣



｢っ……あー…眠い、けど起きていられる｣




左腕はもう無いから左側を鬼に見せながら型を当てるも、効かない。




｢ねェ？大丈夫？疲れてるんじゃないのォ？

じゃあ、そろそろかなァ…｣



"血鬼術 記憶の鍵"



｢……A？｣







｢え、…？善、逸…………｣






善逸？どうして。どうしてここに？



｢A、何してるの？早く帰ろう？｣



私、私何してたんだっけ？
こんな山奥で…屋敷からも相当離れてる…



｢、善逸、私、何してたんだっけ？何か、何か大切なこと忘れてる気がするの｣



｢さぁ？俺は分かんないや。それよりA早く帰ろうよー！｣


左腕を掴む、善逸。




あれ？




｢あなた、善逸？｣



｢何言ってるの？善逸に決まってるじゃん。我妻善逸だよ、君の彼氏！｣



｢…善逸じゃないわね。善逸はいつも、私の右手をとるの｣



｢そ、それはその時によって変わるよ！｣


｢今までに1度もなかったのに？｣



…善逸じゃないのなら、一体誰？
私の知る人物にこんなに善逸にそっくりな人は居ない。


誰なの？

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花、→←小さい花

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