17共闘ファースト！ ページ43
＜ドワーフ鉱山ー鉱山入り口＞
「やい、バケモノ！コ、コココッチなんだゾ！」
グリムが洞窟に向かって叫ぶ。
その声は震えていて、恐怖が見える。
少女は今すぐ抱きしめたい気持ちを抑えて、持ち場にいた。
すると、グリムの声につられて怪物が姿を現した。
「来た！A〜。」
少女は怪物に見えるように立ち、
「こっちだ！来い！」
怪物を誘導する。
怪物は少女の姿を見て唸り、地面に一発重いパンチを落とす。
「ぴゃっ！あんなパンチ当たったらひとたまりもねぇんだゾ！」
グリムはそのパンチの威力を見て萎縮する。
少女はそんなグリムを抱えて、走り出した。
「出来るだけ洞窟から引き離すよ！」
「大丈夫なのか！？」
「大丈夫だよ、グリム。鬼ごっこは得意なの。」
少女はにやりと笑ってグリムを肩に置く。
「グリム、落ちないでね！めっちゃ走るから！」
「デテイケ！デテイケ！！」
走る少女を追いかける怪物。
まんまと作戦にハマり、少女の後をついてきてくれた。
「だいぶ洞窟から離したんだゾ！」
「エース、グリムお願い！」
少女はエースとグリムに声をかける。
「オッケー、お任せ！いくぜ、特大突風！」
「アーンド・グリム様ファイアースペシャル！」
エースが突風を起こし、グリムの炎を煽る。
流石に怪物もあの炎をくらってはたまらないだろう。
「どーよ！グリムのしょぼい炎も、オレが風で煽ってやればバーナー並みの火力だぜ！」
「しょぼくねー！ほっんとにオマエ、一言多くてムカつくんだゾ！」
「何だかんだ良いコンビじゃん！デュース、お願い！」
少女が声をかけると、デュースは集中に磨きをかける。
そして目を開き、
「いでよ！大釜！」
その声と共に、怪物の上には大釜が。
大釜は見事ヒット。怪物は大釜の下敷きとなり、苦しそうだ。
「やった！上手く行ったんだゾ！」
「そうだね！早く、今のうちに魔法石を取りに行こう！」
少女の声と共に、走り出した少女とエース。
デュースは今回、怪物のお目付役である。
怪物は洞窟に入っていく少女達を見て暴れだした。
「あったぜ！魔法石だ！」
エースがついに魔法石を見つけ、手に取る。
「やっば！アイツもう重しを押しのけそうじゃん！」
「オイ、デュース！もっとなんか乗せるんだゾ！」
怪物は今にも動き出しそうだ。
デュースは焦って重たい物＜大釜＞を大量生産した。
「魔法石は手に入ったんだよね？」
「おう！」
「よし！ずらかるんだゾ！」
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
