日常70 お疲れさまでした ページ36
大会の表彰式も終了し、現在少女は山田三兄弟と帰宅中である。
少女の運転で萬屋ヤマダに帰っている。
二郎と三郎は疲れたようで後部座席でもたれ合いながら眠ってしまっている。
一郎は最初その様子を微笑ましく眺めていたが、やはり疲れてしまっていたのだろう、今はカクンカクンしている。
「一郎、寝てていいよ〜。疲れてるでしょ。」
「いや、でも…寝たら…悪いだろ。」
「良いよ、寝ちゃいなよ。」
「…ん〜。」
一郎は眠気にあらがえなくなったようで、そのまま眠りにつく。
少女はその様子を微笑みながら眺めた。
一郎にとって、自分の横が安らげる場所になっていればいい。
少女はそう思う。
眠る三人を乗せて車は走る。
安心して眠る三人がどうか幸せになりますように。
次の勝負では勝てるよう、三人を支えようと少女は決意する。
「三人とも、お疲れさまでした。」
赤信号に差し掛かり、少女は三人の頭を撫でそう呟いた。
＿明日からまたいつもの日常に戻る。
＿＿少女と12人の日常はこれからも続いていく。
さぁ、萬屋ヤマダが見えてきた。
「三人とも〜、もう着くよ。」
少女は三人い声をかけるが三人とも起きる気配がない。
到着して車を止めたあと、一郎の体を揺らして起こす。
「一郎、おはよ。着いたよ。」
「わりぃ。寝てた。」
「良いよ〜。ほら、家行きな。二人も起こしてから私は行くから。」
「わかった。」
一郎は車から降りて先に家に向かう。
「二郎、起きて〜。」
「んん〜。んぁ、何だ…。」
「お家、着いたよ。」
「三郎〜、ほら、起きて。」
「…Aさん？」
「着いたよ。」
二人を起こして、家へと入っていく。
「三人とも！お疲れさまでしたー！！」
家に入った三人に飛びつく少女。
四人でリビングに倒れこむ。
今日はこのまま寝てしまおう。
たまにはそんな日があったって良いじゃあないか。
リビングに横たわる影が四つ。
四人とも幸せそうな顔で眠りにつく。
明日からもまた、楽しく過ごそう。
＿＿＿＿＿第五章：ラップバトル
＿＿＿＿完。
＿＿＿＿
こんにちは。芋けんぴです。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
第五章：ラップバトル 完結です。
一回戦、二回戦でのキャラクターのラップの感想は、私が聞いて思ったことを書きました。
素敵な声優様、キャラに感謝してこれからも書いていこうと思います。
これからも「人間洗浄機」をよろしくお願いします。
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芋けんぴ(プロフ) - 讃良さん» ありがとうございます。私の妄想でニヤニヤしてくださるとは、嬉しいです！気持ち悪いだなんて滅相もない。嬉しい限りです。 (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
讃良 - こんにちは！すごく面白くて、終始ニヤニヤしながら読ませていただきました(どうか気持ち悪いとか思わないで！)。これからも全力で応援しております。頑張ってください。体調にだけ気をつけて！ (2020年8月2日 10時) (レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 神坂 チトセさん» ありがとうございます。私も、コメントの嬉しさにニヤニヤが止まりません。嬉しい限りです。 (2020年8月1日 23時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
神坂 チトセ - こんにちは、めっちゃ面白いです。ニヤニヤが止まりません（笑）無理の無い範囲でこれからも頑張って下さい(^ ^) (2020年8月1日 20時) (レス) id: 46099f0789 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - マチさん» ありがとうございます。嬉しい限りです。 (2020年7月21日 17時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年7月14日 22時
