第7位 ページ8
「意外と理解していただけたことに驚きましたが…感謝しますよルーク様」
『様は要らねぇーよ､エンゲープの人達だって俺のこと知っててあの態度なんだ…それに俺は様付けされるのは好きじゃない』
「そうなのですか？」
「ルーク！？あなた貴族なんでしょう!!?名前を呼び捨てにさせるなんて！」
『既に呼び捨てにしてるティアには言われたくねー…(；・ω・)』
「なっ！」
『そもそも､お前はファブレ家の者を眠らせ家を襲撃した…本来なら今すぐにでも捕まっていても文句なんて言えない立場なんだよ』
僕がそう言うとティアは顔が真っ青になりうっすら涙が滲んでいた
『でも俺はダアトとも争うつもりはねぇ…それにシオンもそこまでは望まねーだろうしな』
まぁ､名前に関してはもうレプリカとしての名前をゼファルってしてるけどオリジナルを守る為にルークって名乗ってるようなものだしね
『それに俺も外には興味あったし…えーとジェイド・カーティス大佐？あんたとシオンだけで話があるんだけど…他の奴ら導師守護役とティアを(部屋の)外に出しといてくれないか？』
「わかりました(部屋の)外に出しときますね♪」
うん､行動が早いな…さすが軍人だね｡
それに今から僕が話すことはジェイドが想定していて確信を持ちきれていないことだから…
「…ゼルあのことを話すのですか？」
シオンは不安そうに僕を見上げている
『うん､ジェイドには話しておこうって思うんだ…』
なんせ僕達が作られる元凶って言ってもいい人だし
「…でお話とは何ですか？」
『うん､その前に確認させてくれるか？』
「なんですか？」
『あんたはジェイド・バルフォア博士であってる？』
「…はい､合っていますよ…」
『ならいいや､アンタには話さなきゃいけないことがたくさんある』
「何でしょうか…」
「ジェイド驚かないで聞いてください」
シオンが緊張した面持ちでジェイドに話を切り出す｡
「イオン様？」
「僕達は貴方が研究していたフォミクリーで作られたレプリカなんです…」
「！？イオン様とルークがですか？」
めっちゃ驚いてるなぁｗｗｗ
『うん！ちなみに言っとけば俺…いや僕はゼファル・フォン・ファブレって言うんだ』
いつの間にか決められてたｗ
「僕はシオンといいます！被験者イオンとゼルが付けてくれた名前なんです！」
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作者名：夜月 | 作成日時：2017年5月28日 13時
