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吸血鬼 十二 ページ12

―――駅の裏側―――

『何だったんだ?蝶が横切ったと思ったら急に―…』

タイミング会いすぎてむしろ怖いな…何かいろいろ疲れたなぁ…

「…助けられた、たぶん…"色欲"の真祖【''全ては愛に収束する''オールオブラブ】ださっき一瞬気配がした…あいつ昔から幻術系得意だし…あの【椿】って奴の空間から引っ張り出してくれようとしたんだろう…その前にまた知らねー奴来たけど」

『あっははは』

ごめん…あいつ俺の下位吸血鬼…

『俺たちだけじゃ何も出来なかったな…』

「そうだな…面倒くせー…」

『他のサーヴァンプに会えたらいいんだけど…な』

「めんどくせー…会うにもオレ誰のメアドも知らねー…」

クロがそう言うと頭上から折りたたまれた小さい紙が落ちてきた。
不思議に思って見てみるとそこにあったのはアドレス

『ん?おい、こいつ絶対近くで話し聞いてただろ…』

―――帰宅―――

「なぁ…」

『なんだ?クロ』

家に帰ると突然クロにぃが思案顔で俺に聞いてきた。
それも確信を持った言い方で―…

「お前、あの椿の空間を壊したやつと知り合いだったよな…どういう関係なんだ?」

失敗したな…椿があいつを下位吸血鬼って言った時点で俺は驚かなきゃおかしい場面だった…。
なのに俺は驚かなかった。

『確信を持ってるなら聞かないで欲しかったんだけどなぁ…』

そう言うとクロにぃの顔が強ばった。

「つまり…お前は''虚飾の真祖''ってことで合ってるか?」

そう緊張した面持ちでクロにぃは聞いてきた。

『…そうだよ、でも責めてはねーよ…』

俺が怒っていないことが分かるとクロにぃはホッとした顔をして力を抜いた。

『めんどくさがり屋なのに聞いてきたのはそれが気になったからか?』

俺がそう聞き返すとクロにぃは首肯で肯定した。

『そうか…まぁバレてしまったことだし下位吸血鬼を紹介するよ…そんなにいねぇけどな…』

そう言って俺は苦笑した。

『まずは陵樹の弟の劉樹だな…出てこい』

俺がそう言うと元気に出てきたのは椿にぃの空間を壊した陵樹の弟である劉樹だ。

「やっほー怠惰、これから宜しくね!」

クロにぃは押されながらも頷いた。


――――――――――――――――――
名前 鹿住 劉樹(リュウキ)
性別 男
性格 優しい
  兄大好き
  少しだだっ子
容姿 髪色:真っ白,長さ:腰より上
  眼の色:青
  服装:白い服を選ぶ

アンケート進行―…

白猫に見せ掛けたホワイトタイガー
34票

黒豹
12票


11票

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本田愛実(プロフ) - 早く続きが読みたいです! (2022年1月3日 20時) (レス) @page20 id: 83798b3a89 (このIDを非表示/違反報告)
るな - いい設定ですね!読みながら色々調べたら面白さ倍増!!続き読みたい!レイトレンス! (2019年4月20日 21時) (レス) id: b53846a28e (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア - すごいですつづきおねがいします読みたいです (2018年12月31日 16時) (レス) id: e40bc9480f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。続きが読みたいです。 (2018年8月26日 9時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
月光ノワール - クロと真昼のやりとりがとっても可愛いと思って楽しく読めました。続きを楽しみに待ってます。 (2018年6月13日 12時) (レス) id: ccd2719836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜月 | 作成日時:2016年6月16日 20時

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