望んでない ページ1
＊
「イヤ……誰か………ジョンデさん……！」
セフンに押さえつけられて咄嗟にジョンデさんの名前を口に出したら、一瞬セフンの動きがピタッと止まって唇をかみしめた。
「ジョンデヒョンの……ジョンデヒョンの名前なんて呼ぶなよ！」
そういって顔を固定されキスで口を封じられる。
イヤだ。こんなの絶対にイヤ。こんなこと望んでない。
どうしようもなく涙が溢れて嫌悪感でいっぱいだった。
私このまま…こんな形でセフンに抱かれちゃうの？そう思っていた時、それまで感じていたセフンの重みが私の上からなくなった。
「セフン！何やってんだよ！！」
ガタンとセフンがベッドから落ちる音がして、そのかわりとても焦った顔のヨリ君が目の前にいた。
「A！A 大丈夫か？」
腕を引いて起き上がらせ自分の後ろに隠すように私とセフンの間に立ったヨリ君。
「セフン、お前……。無理矢理なんて何やってんだよ！しっかりしろよ！」
ヨリ君に詰問されても座り込んで俯いたままのセフン。
私はすぐにベッドから降りて胸元を押さえバッグを拾うと逃げるように部屋を出た。
「A！」というヨリ君の呼ぶ声が聞こえたけど、早くこの場から逃げ去りたくて靴も手に持って走って…。
エレベーターのボタンを連打してるけど、今日に限ってやけに上がってくるのが遅い気がする。
今さらながら身体がガクガクと震えだして立っているのがやっとだ。
「A！」
と声がしてビクリと身体を強張らせたけど、その声がヨリ君だったことに安堵して嗚咽が止まらなくなった。
「ヨ、ヨリ君…。こわかっ、た……。怖かったよぅ…。」
私はヨリ君にすがりついて、ただ泣くだけしかできなかった……。
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のんなつ(プロフ) - 瑠花さん» 瑠花さん、コメントありがとうございます。続き楽しみにしていただいてるみたいで…。嬉しいです。でもお話の内容は決まってるんですが文章をどう表現して書けばいいか悩んで模索中なので少しだけ待ってて下さいね。頑張って更新していけるようにしますから！こまうぉ〜 (2018年11月17日 11時) (
レス) id: af10dde10c (このIDを非表示/違反報告)
瑠花(プロフ) - ジョンデ とチャニョル にきゅんきゅんしっぱなしです笑 素敵なお話ありがとうございます！続きを楽しみにしてます！ (2018年11月16日 21時) (レス) id: eee282147c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんなつ | 作成日時：2018年10月22日 1時
