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喫茶店へと続く道 悠仁side ページ8
駅前で彼女を見つけて
気づけば立ち止まり
見つめてしまっていた。
今日、ワンピースだ。かわいすぎる・・
そう思ったのも一瞬だった。
彼女の後ろにいた友達に
見つかってしまったようだ。
あ、何やってんだ、俺・・。
電話で彼女に謝りつつ
その女性をまくのに駅前を
うろうろ歩いた。
彼女は俺と距離をとりつつ
ゆっくりとした足取りで
ついてくる。
まけたかな?
そう思っていると
違う女性たちのグループと
ぶつかりかけた。
「あ、すみません」
俺が謝ると
「え?!あ、うそ!
すごい!本物ー?!」
と、そこでまたアクシデント発生。
愛想笑いでなんとか切り抜ける。
そういえば、あの女性は??
周りを見渡しても姿はない。
・・あ、やべ。もう始まってる。
時計を見てため息をつきつつ
帽子を目深に被り直し、
急いで喫茶店へ歩いた。
そして喫茶店に入ろうと
ドアノブに手をかけた瞬間だった。
「・・あの、すみません。
ゆずの悠仁さんですよね?」
振り返ると
まいたはずの彼女の友達が
笑顔で立っていたのだった。
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作者名:miu | 作成日時:2019年11月4日 14時