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好き ページ31

ふたりが自分のために歌ってくれている。

もうすぐライブに行くっていうのに
こんな素敵な時間には絶対敵わない。

どうしよう・・
ふたりのこと好きすぎる。
感動のあまり号泣してしまった。

「えーーAちゃん泣きすぎだよー
大丈夫??」
「A、もう、終わりにしようか?」
「大丈夫!大丈夫〜〜・・うぅ」

一曲またおわって私は涙が瞳に溜まりまくってる。

「ふふ・・じゃぁ最後の曲になりました!
ほら用意してー岩沢さん!」
「・・あぁ」

そう言うとすっと机にケーキを置いて
今さしてきたであろうろうそくに
タバコの上にあったライターで火をつけた。

「いくよ?うん」

「ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデー・・
ディア Aちゃーん

ハッピバースデートゥーユー・・

「おめでとぉー!!」


ほら、消して!」

「うん、ありがとう・・ふぅーー」

ぱちぱちぱち・・・

「よし!写真撮ろ?!!ね??」
悠仁が携帯を手に取った。

号泣したために化粧が崩れてないか
急にすごく不安になる。

「・・ありがとぉぉ・・ほんとに
こんな幸せな誕生日初めて・・」

「喜んでくれてよかった」
「こんなの喜ばないわけない・・」
私が涙を拭ってると
すっとハンカチを貸してくれたのは
悠仁だった。
「大丈夫??・・そんな感動してくれて
俺まで泣きそうなんだけど」

「なんで?!」
私が笑うと悠仁もにこっと笑った。

「Aちゃんの笑ってる顔が好きだよ」

「?!!」

「写真!撮るの?撮らないの?」

「あ、ああー、撮ろう撮ろう!」
「え、私化粧・・」

「大丈夫大丈夫!かわいいよ、ね、岩沢さん」
「あ、あぁてか・・・早く撮れよ」
「はいはーい、じゃこっち向いて、
はいチーズ」

インカメで2人の間に自分がいることに現実味がなくて
また涙が溢れてしまう。

「・・ありがとう」「うん!」


「・・ほら、悠仁これ切っといて。
俺トイレ」

「え、あ、うん!任せて」

「・・・」

「??」

少し私たちを見た後彼は扉を開けて行ってしまった。

「・・ふふ、厚ちゃんってほんと
やきもち焼きだよね」

「え?そ、うかなぁ?」

「見てたらわからない?
お花だって・・
きっと花言葉で選んだと思うよ?」

「・・ガーベラ?え、と調べてみる」

私が携帯を手に取った瞬間
悠仁がナイフを置いて私の手を握った。

花言葉 悠仁side→←彼女の為の演奏会 厚治side



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設定タグ:ゆず , 北川悠仁 , 岩沢厚治   
作品ジャンル:タレント
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作者名:miu | 作成日時:2019年11月4日 14時

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