彼女の誕生日 悠仁side ページ26
あれから岩沢は彼女とうまくいってるようで
表情も柔らかくなってきた気がする。
そうあの引越しからもう一年ほど経つのだ。
「今夜時間ある?」
「え、なに?!なんかあんの?」
「・・彼女の誕生日」
「え?!お、お誕生日会するの?!
え、でもそんなのふたりっきりがいいんじゃぁ・・」
誘われるのかな、これ、誘われるのかな・・
少し期待しつつ思ってもないことを言ってみる。
「・・Aが・・ふたりに歌ってもらいたいって
言うんだけど、い、やだよな・・?」
半分恥ずかしそうに俺にお願いしてる。
「嫌なわけないでしょ!
Aちゃんのお誕生日一緒に祝えるなら
喜んで!」
「・・あ、まじで?
よかった・・さんきゅ」
そうして急に行くことになった岩沢の家。
一度帰宅出来たから着替えることにした。
うん、シャツにジャケット・・これでいこう!
岩沢に連絡をして衣装はシャツにジャケットで
合わせることにした。
花屋に立ち寄り小さなブーケを作ってもらい
ギターを担いで岩沢の家に着いた。
---岩沢に連絡をいれると今ケーキ買いに来てる。
彼女うちにいるから入って待ってて。
そんなメールを見て心臓が飛び跳ねる。
俺は大きく息を吸い込みインターホンを鳴らしたのだった。
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miu | 作成日時:2019年11月4日 14時