今日:29 hit、昨日:1 hit、合計:2,777 hit
小|中|大
複雑なキモチ ページ17
厚ちゃんと婚姻届を出しに行く日のことだった。
「A本当に無理してないか??
俺に合わせて結婚するなら・・」
「そんなわけないに決まってるじゃん・・
私は厚治と結婚したいよ。他に誰がいるっていうの・・」
私の言葉にホッとした顔をして
私を抱きしめてくれた。
「悠仁にも話したんだ。俺たちのこと」
悠仁・・
「うん・・」
どんな気持ちでその話を聞いてくれてたんだろう
どこかでそんなことを考えながらも
私の気持ちは揺るがなかった。
厚ちゃんと一緒になれるってことが
私の幸せなのだ。
「今度お祝いしようってさ」
「わ、やった」
私が喜ぶとくすくす笑って頭を撫でてくれた。
「今夜は俺たちふたりでお祝いしような」
「わーい」
私が喜んでいると彼も嬉しそうにしてくれていて
本当に幸せなキモチ。だけど
なんでかな、どこか複雑なキモチ。
これがマリッジブルー現象なのかな。
どこか
不安でなんだか幸せなはずなのに
いろんな気持ちが溢れて泣きそうになるのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miu | 作成日時:2019年11月4日 14時