私たちの関係 ページ15
厚ちゃんと早朝デートを楽しんだ後帰路につき
悠仁にメールを送った。
もう本当に彼とは・・
会っちゃいけない。
そう考えるだけでどこか寂しくなってしまう。
朝からデートして楽しんだ後なのに
なんか複雑な気持ちだ。
足首に巻かれたアンクレットを触りながら
いつのまにかため息をついていた。
「A?どうした?」
「ううん、なんでもない。
厚治と私の関係って・・これからもこのまま
だよね?誰にも話せないし・・」
このままこそこそと付き合っていくのかな。
「あ、その、それなんだけど」
「??」
ソファに隣同士座りにきたと思えば
口を一文字にしている。
「ん??なに?笑」
「・・籍入れないか?」
「!」
「ほ、ほんと?!!」
「言うタイミングがわかんなくて・・
Aと堂々と外も歩きたいし・・いつまでも
このままはなって・・」
同じ気持ちでいてくれたんだ・・
「う・・ん・・ぐす」
どうしよう涙が止まらない・・
「・・俺たち結婚しよう?」
彼の顔を見てまた涙が出てくる。
幸せすぎる。
「うん・・お願いします」
私が岩沢厚治と結婚する・・
そんなこと誰が信じられると言うのだろう。
平凡な生活をしてた私に訪れた奇跡。
私は本当に幸せ者だ。
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作者名:miu | 作成日時:2019年11月4日 14時