夢？現実？ ページ13
職場でパソコンを打ちながら
頭から離れない厚ちゃんの言葉。
そして
甘くて幸せだった夜・・。
今も幸せな気持ちでいっぱいだった。
夢のような気がしてならない。
現実なんだよね？
現実であってほしい。
------これから付き合うことは
俺たちの秘密にしよう------
今朝言われた通り、
私は誰にも言ってはいない。
「A！今日飲みに行かない？」
「えっと・・昨日も飲んだから今日は・・」
「釣れないな〜
じゃあ、明日は絶対ね！」
「んー仕方ないなぁ。
わかったよ〜」
しつこく私の腕を引っ張る園子を
なんとか宥めていた。
「あ！そうそう！Aの家の近くに
カフェできたよね！
今日の仕事帰り行かない？」
「え」
「お酒じゃないなら
いいんでしょ？付き合ってよ！
聞いてほしいこともあるの」
「・・仕方ないなぁ」
私がため息つくと「ありがと〜」と
抱きついて離れないのだった。
お酒飲むと口を滑らせそうで怖いけど
カフェなら大丈夫かな。
------
------------
「わぁーメニュー豊富〜！」
仕事帰り桜木町の駅前にできた
カフェ"saku_saku"にやってきたのだ。
園子はメニューをペラペラめくりながら
これもいい、あれもいいと
呟いている。
「A、何にするー？
あ！見てみて！
ゆず！」
「え？！！ど、どこ？！」
なっなんて？！
今ゆずって・・
「あはは！慌てすぎ！
こんなとこに2人がいるわけないじゃんww
これだよこれー！」
それはゆずのかわいい絵の描かれた
ラテだった。
「うぁー！かわいいー！！
私それにする！！」
「テンション上がりすぎ・・」と
私を見てくすくす笑う。
写真撮ってアップしよ。
厚ちゃんも見てくれるかな。
「じゃー私は・・
そうだなぁ、
こうちゃ・・」
「え？！」
「なっなに」
「え、や、今なんて？」
だって今"厚ちゃん"って・・
「"紅茶"にしよっかなーって
思ったの。
びっくりしすぎじゃない？w
あと、クッキー盛り合わせも頼んでみない？」
「あ、あはは。うん、いいね」
な、なんだ
紅茶か・・
だ、だよね。
"厚ちゃん"と"ゆず"に
敏感になりすぎてる・・。
だめだめ
しっかりしなきゃ。
"・・ふたりだけの秘密・・"
なんだから。
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miu(プロフ) - みくさん» みく様 ご指摘ありがとうございます。外せてませんでした( ﾟдﾟ) (2018年9月10日 0時) (
レス) id: ccb9a6d634 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月10日 0時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miu | 作成日時：2018年8月28日 23時
