君と私のこと。 (ページ7)

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チャンソンの告白ミンジュンside ページ7

彼女が座っているのが
ガラス越しに見えた。

そして・・
彼女に触れようとしているチャンソンが
俺の瞳に映りこんだのだった。

あ、チャンソンのやつ、
何、彼女に触ろうとしてるんだよ・・っ

助けなきゃ！！と

ガチャ

「おい何してんだよ？！」

気持ちのままに
俺はレッスン室に入り叫んでいた。

ぱっと
俺をびっくりした顔で見る彼女とチャンソン。

え・・泣いてる？

理由はわからないが
絶対チャンソンが何かしたのだとそう思った。

血が上っていた俺はチャンソンに近づいた。

「ミンジュンさん・・・
違うよ？」

そう言って俺を見つめているAちゃん

「私が・・悪いの」

そう言っている彼女を
チャンソンが優しく宥めはじめた。

「違うんだって
俺はね・・
Aと踊れるのが嬉しいよ」

「うそ・・」

話が見えないがただひとつ
わかることがある。

勢いよく入ってきてしまったが
間違っていたと・・勘違いしてた俺・・

「ほんとだよ、だって俺ね
Aが好きなんだから・・・
嫌なわけない」

「「え」」

俺と彼女の声が重なる。

なに、今のーー・・

え、なに、ほら意味がわからない。

そして彼女がチャンソンの服の裾を
ぎゅっと握っているのが見えたのだ。

終わった、

俺・・

そして思った。

誰か俺を助けて・・と。