君と私のこと。 (ページ39)

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謝罪の電話ページ39

翌日の朝のことだった
「おはよう、調子はどう？」

こんな私の事を心配してくれる
ミンジュンさん
嬉しいけど申し訳なくて・・

「はい、ちょっと頭が痛いけど大丈夫です
それより、昨日はほんとに・・」

「昨日のことは忘れよう」

私が謝る前に彼の声が響く

「酔ってるとこを襲うなんて
ほんと最低だと思う」

「え、違うってば・・昨日のは・・」

「もしさ、
もし許してもらえるなら
ひとつ、お願い聞いて欲しいな・・」

急に弾んだ声で話してくれるミンジュンさんに
嬉しくなった

「はい、何ですか？」

「それさ・・やめてほしいんだ」

「え？」

「敬語やめにしようよ」

「え、でも私・・」

「あんまりさ、
そうやって距離置かれたくないから」

「・・・」

「ジュノやチャンソンには敬語じゃないだろ？」
急に口調がかわってドキっとした

「それは・・」

「Aとこれからも仲良くしたいから」
いつのまにか呼び捨てになってる・・
「う、ん・・わかった」

「よし！決まりね」

「うん・・」

「あ、あと、
これからはしっかりアプローチするね」

「え・・？」

「じゃぁまたあとで」

「あ・・ちょっ」

きれた電話を見つめて固まった

アプローチ・・？

こんな私のことでも好きでいてくれるの？

・・・嫌われてないの？

ミンジュンにまで嫌われたら自分の居場所を失うような気がしていた

よかった・・