君と私のこと。 (ページ36)

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彼女の部屋ミンジュンside ページ36

BARに行った後
一緒にタクシーに乗ってしまい、
彼女に導かれるままに
彼女のうちについた

・・着いてしまった

「ちょっとまってね・・？」
鍵をさがす君

ほんとに・・いいの？

言葉にするべきか迷ったが
最後の良心が言葉を発した

「俺・・入っていいの？」

「んー？あはは
ミンジュンさんったらぁ
変なことするわけじゃないでしょー、
変なのー」

「・・・」

変なこと・・

「・・・しちゃうかもしれないよ？」

自信ないよ、俺。

ガチャ・・・

俺がそういうと同時に部屋をあけて中をみて笑い出す彼女。

「うあ、
汚い！
ちょっと、待っててね」

「あ、うん」

さりげにスルーされたな・・

がちゃん

再び閉められたドアに背を向けた

俺・・意識すらされてないんじゃん・・

変なこと、して
少しは男だって見せたほうがいい？

葛藤していた

あ、れ
遅いな

ドア越しに聞こえていた音がしないことに気づき
ドアをゆっくりあけた

「Aちゃーん？」

？

！！
ベッドにもたれ掛かっている

はぁ、まじかよ・・

そんな格好じゃジャケットにしわができるって、
あぁ、スカートだし・・
風邪ひくよ

もう・・仕方ないな

「お邪魔しまぁす」

たいして汚くもない部屋に上がり彼女の元へ近付いた

「なんだ、綺麗じゃん・・」

彼女が肩から
ななめにかけていたカバンをとるために
体のうしろから覆いかぶさるかたちで
カバンを頭から抜くと
次は着ていたジャケットを
後ろから脱がせていく

肩は抜けたが腕が前にあって抜けない

後ろにいる俺に体を寄せて片方の腕を抜かせた

よし、あと片方・・

いまは理性を保つ為に薄着になった彼女を
できるだけ見ないようにと必死だった

「はぁ、できた」

ジャケットを脱がせおわり、
ベッドへと乗せる為体を持ち上げた

うわ、軽いな・・

ストン

ベッドにおろした瞬間女の子の甘い香りが
俺の全神経を刺激した

あ、やべ・・
早く出なきゃ

布団を被せようとベッド横に腰をおろした時だった

「帰っちゃうの？」

「え？！」

いつのまにか目を覚ました彼女は虚ろな瞳で
俺を見つめていた