君と私のこと。 (ページ25)

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彼女の告白ミンジュンside ページ25

「・・Aちゃん、どうした？」

俺が問うと彼女は涙をぽたっと落とした。

「えっどうしたの？？」
「Aが泣いてる」
メンバー、他のダンサーが騒ぎ出した。

彼女は言いにくそうに口を閉じたままだ。

「Aちゃん・・」

あぁ、今、抱きしめたい
俺がいるから大丈夫だよって。

あぁ、だめだ、
今さっき芝居までしたところじゃないか・・

「これ、ほら、ジュノのタオル」

俺が葛藤していると
横からテギョンがタオルを差し出した。

「おいっ！テギョン！」

空気よめよ・・っ

「なん、で、これジュノの・・・」

彼女は泣きながらそのタオルを手にとった。

「ジュノが好きなんでしょ？」

ついにニックンまで口を挟む始末

「あぁぁ、みんな、もうやめなよ」

俺があたふたしてると
彼女はタオルを握りしめて口を開いた。

「ち、違うの・・
みんなのことが好きなの。

たしかにジュノのファンではあったけど・・
私、2PMのみんなと踊ることが夢だったから」

「だから、
ジュノが好きとか、勘違いしないで」

彼女が言い終えて、俺ははっとした。

彼女の後ろにジュノが立ち尽くしていたのだ。