君と私のこと。 (ページ12)

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ミンジュンと彼女ウヨンside ページ12

「ミンジュンヒョン見てない？」

「あー・・
もしかしたら屋上で踊ってんのかも」

急いだ様子のジュノに教えると
ジュノはありがとと言って
非常階段を駆け上っていった。

ヒョン・・あれからずっと屋上だ。

Back2Uのダンス相手発表があってから
元気がなくなった。

そしてきまって時間ができると
屋上に行くヒョン。

理由はわかっている。

それは確実に・・・

屋上からおりてきたミンジュンヒョン。
誰かに呼ばれてたのか
足早に僕の前を通り過ぎた。

しかし見てしまった
なんか・・ヒョン
にやついてない？
うん、確実ににやついてる。

屋上でなにかあったのだろうか・・・

ガタガタガタ・・・

？？

「ウヨン、ねぇ、ねぇ！
知ってたの？？」

「へ？
なんの話だよ」

ジュノが僕の肩に腕をのせて
絡んできた。

「ミンジュンヒョンとA、
仲良かったの？？？」

「へ、あー・・」

僕が適当に返すとジュノは
呟いたんだ。

「・・ヒョンに渡したくないんだよね」

と。

その時は
なんのことを言っているのかわからなかった。

でもただそのまま
適当に返事をしたままじゃ
だめだと思ったんだ。

そう、なぜか・・

それからちょっとして
非常階段をおりてくる人を目にした。

あれは・・・！

彼女だ。
そう、Aさん・・

あ～なるほどね。

ヒョンがニヤついてたのが
なぜかわかった。

彼女に会えたからだ。

それしかない・・