痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ28)

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ニジュウハチページ28

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玲於『おい、A。、、A！』

A『はっ、、あれ？玲於くん？』

玲於『...起きた？お前本当よくこのソファーで寝るね。』

お風呂上がりの玲於くんは頭にタオルかけながら部屋着に着替えてて、いつものシャンプーが香ってる。

...まだ頭がフワフワ。

落ち着こうと思って目を閉じたのは覚えてる。
静かすぎるリビングで玲於くんの残った温もりがすごく安心して、、

寝ちゃったってた！？

玲於『ほら、また寝そうだから先に風呂入ってくれば。』

A『ん～。。』

玲於『お腹いっぱいになると眠くなるって赤ちゃんじゃん。』

A『赤ちゃん、、』

子供扱いってか、赤ちゃん扱い。。。

まぁ、さっき色気より食い意地かよ。って言われたのもまったく否定できないし。。

このままじゃ愛想つかされちゃうかな、、

玲於『ちょ、バブバブしてみ？』

A『やめてよ！赤ちゃんじゃないもん。』

玲於『風呂一人で入れんの？入れてやろうか？(笑)』

A『っ！！スケベ！変態！』

お陰で目がパッチリ覚めて、お風呂にダッシュ。

A『もぉ、すぐからかうんだから。。』

脱衣場で服を脱いで鏡に映った自分、お腹はピザで満たされて笑っちゃうくらいポンポン！

A『いや、、笑えない。。お腹も大福。』

シャンプーしてると玲於くんと同じ匂いになれるから好き。

チャッチャとシャワー浴びて、着替えるのは玲於くんから借りパク中の部屋着。これも大好き！

まだ玲於くんの匂いする。これってもしかしてフェロモンなのかな？

かっぱえびせん効果があるやつ。やめられない止まらない。

こんなことばっかり考えてる私も十分ヤバイ。

髪の毛拭いてたら脱衣場のドアがノックされた。

玲於『まだ？俺歯磨きしたいんだけど。』

A『ん！もういーよ。』

鍵を開けるとちょっと眠そうな顔が覗く

玲於『、、髪乾かす？』

A『あ、じゃあ私邪魔だからリビングで乾かす。いい？』

玲於『ダメ。俺がやる。』

A『、、歯磨きは？』

玲於『あとで。』

キュン。本当に大好き。。

手を引かれてソファーに座らせられるとドライヤーの風と大きい手が髪の毛を撫でる。

玲於『熱くないっすかー。』

A『(笑) はぁい。玲於くんドライヤー上手になったね。』

玲於『もう極めたから。プロって言って。』

A『ふふ♪ 痛くないね。』

玲於『ん、痛くしない。』