ニジュウロク ページ26
★
A『拗ねてるの? ...玲於くんが?』
私がお兄ちゃんて言ったのと 私との時間邪魔されたって...
少し尖った唇も、うつむき加減のその横顔も
、、全部全部愛おしすぎる。。
玲於『"玲於くんが?" じゃないよ。俺を何だと思ってんの。。
...つか"お兄ちゃんやめて"って、、あれさ、』
A『メンディーさんが、、お兄ちゃんて言ったら静かになるよって言うから。。』
玲於『、、やっぱあいつら家に入れるんじゃなかった。』
小さな声で呟く玲於くん
A『ふふ(笑) 玲於くん可愛い♡』
もう思わず心の声が漏れちゃった。
玲於『は?』
だけど、、その可愛さは一瞬で消える。
玲於『可愛い、、、なんて言ってらんなくなる。』
急に挑発的な顔で私を見下ろす玲於くんは 本当に可愛いなんて言えない男の人の目。
目線に心臓を刺れてるみたい。。
そして私はもう玲於くんのこの目が何の目か知ってる、、、
玲於『、、A 今自分がどんな顔してるかわかってる?』
玲於くんはその目のまま、片方の口角上げていかにも意地悪そうな表情。
私はどんな顔してる?
玲於『俺の目の中に映ってる顔見てみな。』
玲於くんがまた近くなって、私がいちご大福だってことだけは見なくてもわかってる。
視線にやられっぱなしで瞳に映る自分の顔見る余裕なんてないよ、、、
ホクロならかろうじて見れるけど、どうしても直視なんて出来なくて目が泳いじゃう。。
玲於『、、ちゃんと見えてんの?』
A『見えない。 、、見れない。、、、でもきっと顔赤い。』
玲於『うん。』
A『、、どうせアホ面とか言うんでしょ!』
玲於『いや、、それずっとね、俺が欲しいって顔してる。』
A『っ!!』
玲於『俺はAが欲しいんだけど。。お前は違う?』
どんなに両思いでも 好きってことを素直に伝えるって恥ずかしくて難しい。
でも玲於くんが大好きだよ。。。
A『、、違くない。。』
玲於『じゃ俺だけ見てよ、、』
もう一度優しく触れた唇。
今度は誰にも邪魔されない空間で だんだんさっきよりずっと深いキスを。
お互いの熱が吐息と舌から伝わる。
今までのすれ違いを埋めるように何度も唇を重ねて、身体まで溶けちゃいそう。
A『...ふぁ、、玲於、くん。苦し、、い。』
物理的にも息が出来なくて。。。
必死にしがみつくけど、体に力も入らない。。
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年11月16日 9時