痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ25)

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ニジュウゴページ25

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散々騒いだ隼くんと、最後までいじられてたメンディーさんは玲於くんに帰れ帰れ言われてピザを食べてすぐ渋々退散してった。

隼『お邪魔しました。熱い夜を♡』

メンディー『おめで、、、いや、おメンディーー！！』

メンディーさん言い終わる前に玄関のドアは閉められた(笑)

また玲於くんと二人きり。

落ち着くような、まったく落ち着かないような、、、

短時間にありえないことが起こりすぎて...まだ玲於くんが私を好きって嘘だったらどうしようとか考えちゃう。

A『玲於くん、ピザおいしかったし二人共面白かったね！』

静かだと変に緊張しちゃうから無理にでも会話したくてそう言ったけど玲於くんはまだ不機嫌で

玲於『はぁ...。
お前さ、、、明日には帰るってわかってんの？』

A『ん？ ...うん。』

そう。明日からまた元の生活。

玲於『実感ないんだけど、、』

A『私も。。。』

安易に家出なんかしちゃって無理矢理転がり込んだ玲於くん家。

スペアキー作ってもらったり、一緒に私の作ったご飯食べたり、朝一緒に電車乗ったり、変な人から助けてくれたり、手繋いだり、一緒のベッドで寝たこともあった。。

ドキドキも期待も沢山して、同じくらい沢山泣いたけど

忘れてた昔の記憶思い出してその消したいほど辛かった記憶も今は塗り替えられて信じられないくらい幸せ。怖いくらい。。。

短いような長かったような、、、
この家には玲於くんとの毎日が詰まってるの。

迷惑しかかけてなかったけどこのお家に住むのも今日が最後。

玲於くんも実感ない？

A『...明日には玲於くん家にただいまって帰ることなくなっちゃうなんて、、私も実感ない。』

玲於『鍵あるっしょ。当たり前にただいまって言っていつでも帰って来ればいいじゃん。』

A『、、いいの？』

お邪魔しますじゃなくて、当たり前にただいまって言っていつでも帰って来ていい。。。

それって最強だ。

玲於『うん。でも俺が実感ないって言ってんのはそれじゃない。
Aは本当に俺のこと、、まだ兄ちゃんて感覚なんじゃないかって、』

A『もしかして...さっきお兄ちゃんて言ったから？』

玲於『、、、てか、俺と二人きりよりあいつらが居る方が良かった？』

A『そ、そんなことない！』

玲於『、、、俺はお前との大事な時間邪魔されて拗ねてんだけど。』

あれ？不機嫌の原因て私のせい？