痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ3)

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サンページ3

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そういえば俺も詳しく両親に確認したことなかったな、、、親戚なの？って小さい頃聞いたことはあるけど、そうね～、遠い遠い親戚。なんて笑って言われてたから、親戚なんだって思い込んでたし。

うちの両親も適当で自由なのはわかってるけどさ、Aの父ちゃんも大概。

お父さん『Aを幸せにしてやってくれ(涙)』

玲於『いや、だからさ、、父ちゃんもさっき言ってたけど、たまたま俺がAの傍に居たから、、、それでAは俺を。。でしょ？寂しくて勘違いしてるみたいな。

てか、それも昔の話しだし....

俺だけなんだって好きなのは。』

お父さん『玲於、、あれは言ってみただけだ。それで諦めるくらいなら親戚じゃないなんてわざわざ打ち明けなかったよ。 Aも傍に居てくれる人なら誰でも好きになるなんてそんなわけないだろ？』

玲於『ちょ、待って。なんなの。。何が嘘で何が本当？
もうダメだ。。全然わっかんねー。 ...父ちゃん日本語しゃべってよ。』

お父さん『ずっと日本語だ。玲於、、大学ちゃんと行ってるのか？』

玲於『父ちゃん！』

お父さん『悪い悪い(笑) 何か嬉しくてな、、玲於がそこまでAを思ってくれてることが。』

そう言ってやっと家の方に歩き出す。

なんかさ、素直に喜んでいいのかわかんない。。

父ちゃん理解不能、、、マジで宇宙語。

何が何だかわかんないけど、とりあえず親戚だってのは嘘で、、、それは解決した、、らしい。

親戚ってだけで俺がどんだけ悩んできたか。。。

けど一番の問題はAじゃん、、

Aは誰でもいいなんて思うやつじゃないのはわかってる。

でも、、、

お父さん『あー、ちなみに仕事が落ち着いたのは本当だ。色々世話になったな。
Aに会うなとは言わない。ただこうなったら玲於のこと信用してるとはいえ、もう一緒に住まわせるっていうのはちょっとあれだな。...アレだろ、まずいだろ。 Aも二十歳前だし。』

玲於『そうっすね、、』

お父さん『だが今日だけは目を瞑ろう。
迎えに行ってやってくれないか。、、、じゃなきゃまた家出しかねない。』

玲於『え、、』

お父さん『Aは玲於を待ってるはずだ。』

玲於『、、それ本気で言ってる？』

お父さん『明日からは家に帰ってくるように伝えてくれ。俺もAと色々話しをしたいしな。
それと、もう一度言う。Aは二十歳前だ。わかってるな？』