痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ15)

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ジュウゴページ15

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いつからって、、、玲於くんはエリカちゃんが好きなんだって私がはっきりわかったのは一番泣いたあの日、、

A『、、だって玲於くん初めてエリカちゃんとご飯行った日、酔って帰ってきて私に言ったもん。
...すごい好きって、、気づいちゃった。って。。
私エリカちゃんじゃないのに、抱きしめる相手も好きって言う相手も間違えて、、
酔ってたから覚えてないと思うけど。。。』

そうだよ。。

玲於くんはエリカちゃんが好きだったはずでしょ、、、

玲於『いや、だからそれ酔ってない。 ...あれはお前に言ったんじゃん。』

A『！？..』

私に？、、あれは私に言ったの？

玲於『言ったあとまたお前が泣いてて...俺間違ったなって。こんなことお兄ちゃんの立場で言っちゃいけなかったって思って、、だから酔ったかもって誤魔化した、、、』

A『私は、、エリカちゃんのことだと思って、、、だから泣いちゃったの。』

玲於『俺らすげースレ違いじゃん(笑)』

A『笑えないもん、、』

玲於『、、悪い。...うん、本当ごめん。
でも最初からAしか好きじゃないよ俺は。』

やばい、、また泣きそう。。。そんなセリフ..涙腺壊れる。

スレ違ってたなんて夢にも思わなかった。

だって奇跡すぎるよ。漫画じゃあるまいし。。

でも待って！！何か引っ掛かる。。

、、、お兄ちゃんの立場？

A『あぁ"ー！！』

玲於『っ！何んだよ、、』

A『忘れてた。。浮かれすぎて一番大事なこと忘れるとこだった！そうだよ、、それだ！！』

玲於『だから落ち着けって。。何が？』

A『玲於くん、、、お兄ちゃんでしょ？』

玲於『は？、、あぁ、いやだからお兄ちゃんにはなれないって、』

A『そうじゃなくて、、私達親戚なんだよ。。。
それってやっぱり...何て言うか...お父さん知ったら、、あぁーどうしよ。あっ、そういえばお父さん置いてきちゃったし、、怒ってた？よね。うわ～、、』

やばいやばいやばい！すっかりお父さんを忘れてたし、舞い上がって私と玲於くんが親戚ってことすっかり忘れてた！

お父さんから連絡来てたりするかなって、とりあえずスマホを探す。

玲於『あー(笑) 父ちゃんは大丈夫。まぁ、、大丈夫じゃないけど大丈夫。』

A『玲於くん笑ってる場合違う！』

玲於『や、俺父ちゃんとさっき話したから。』

A『話した？どれを？え？』