痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ19)

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ジュウキュウページ19

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A『...はい。』

神様なんて絶対絶対絶対いない！

けど一瞬、、神様っていたりして？なんて頭をかすめるくらいの幸せ。

"彼女" 、、、私、玲於くんの彼女！！

ダメじゃないんだ。。。

玲於くんを好きになってもいいんだ。

あぁ...泣き虫は当分卒業出来そうにないよ。。

玲於『、、俺さ、他人で良かったなんて生まれて初めて思ったわ。』

A『うん、どうしよう。。嬉しくて発作とか起きそう。』

玲於『はいはい、お薬出しておきます。
...あっ、それとさ、』

A『え、、まだ何かあんの？！もう胸がいっぱいで...』

なんなら吐きそうなんですけど。。

玲於『父ちゃんが明日はちゃんと帰って来いってよ。色々話すことあるし、、俺も一緒に行くから。』

A『、、、"明日は" ？』

え、、、それって

ガバッて体を離すと意地悪っぽく口角上げてて

玲於『言ったじゃん、今日は帰さないって。』

A『。。。っ！！』

絶対わざとだ！こっちはいちいち玲於くんの一言で死にかけてるのに、私の反応おもしろがってる！

玲於『(笑) 父ちゃん親バカだけど俺のこと信用してくれて。だから今日は無理に帰らせなくてもいいってさ。』

A『お、お父さんが？！反対してないの？親戚じゃないから？』

玲於『や、だいたいまだ父ちゃんは俺の気持ちしか聞いてないし両思いなんて知らないでしょ。

会うのはいいけど俺がAを好きってわかったらやっぱ一緒に住むのは年頃だからさすがに。。って言ってたし。』

そっか。。。それはそうだよね、、

玲於『何その顔。あー、、それとも今から帰る？』

でもだったら尚更

A『やだ。今日は、、帰りたくない。』

玲於くんと両思いになれて、エリカちゃんのことも誤解だったとか、まさかの親戚じゃないってわかったりして、パニック。。
それにお父さんと話さなきゃいけないこと沢山あるけど、、、

___ 今は玲於くんと離れたくないよ。

玲於『や、、、だから、そんな言い方どこで覚えてきたわけ？マジで勘弁して。』

A『、、だって玲於くん、彼女なら、、、彼女が帰りたくないって言ったら泊めるんでしょ？前にそう言ってたもん。』

玲於『はぁ、、人のこと悪魔だとかサタンの子とか言っといてお前が小悪魔じゃん。』

A『(笑) 悪魔は本当ごめんなさい。言いすぎました。』

玲於『笑ってっけどさ、知らないよ？』