痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ17)

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ジュウナナページ17

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玲於『子供扱いしなきゃ俺がもたない。』

A『モタナイ？』

玲於『。。そこ拾わなくていいから、ちょっと黙って。』

A『何がモタナイの？』

玲於『あーもう本当に... そんな知りたい？』

A『うん！』

玲於『Aさ、、、あぁ、口で言ってもわかんないんだっけ？』

"教えてやるよ。"って、、、

その目。動けなくなる。。

私の頬に触れた手、そのまま髪の毛をなぞって後頭部に回された。

ゴツゴツしてそうなのに思ったより柔らかくて壊れものに触れるみたいに私を優しく包む、、

唇に目線を落とした玲於くんの顔がだんだん近づいてきて、、、

A『っ！！』

待って顔近すぎる。鼻が当たりそうな距離で止まったと思ったら、、目が合った。

息が出来ない。

また恥ずかしい勘違いしちゃいそう、、

身体中に聞いたことない早さで動く心臓の音が響いてる。。。

でもどうせまた"何期待してんの？"とか言うんでしょ？

玲於『...目閉じるなら今なんだけど。』

へ？、、、閉じるなら今？

！？

これって今度こそ本当にキ、、キス？

A『まっ、まま、ま、待って！玲於くん！ダメな気がする！ダメな気がするよ？』

これ、とてもいけないことしてるような、、、

だってだって私達、、親戚なのに。。。

両手でなんとか静止する。

玲於くんの眉毛が一瞬上がって、今度は少し考えてるようなそぶり。

玲於『、、、』

A『玲於くん？』

玲於『うん、、先に言うことあったわ。』

A『、、そう！話しがいっぱいズレたけど、、』

お父さんと何話したの？。。

それに私達、、お互い好きってわかってもどうしようもないんじゃ...

A『ほんとに、、何で親戚なんだろ。。。』

玲於『あぁ...それ嘘だから。』

A『？嘘、って？』

玲於『俺ら親戚でもなんでもない。他人だって。』

、、、他人？

A『ぇぇえええ"ーーー！！！！！』

玲於『うるさっ！鼓膜やられるわ。叫びたい気持ちはわかるけど落ち着けって。』

A『や、や、落ち着けって言っても落ち着けないよ！何で？え？私信じない。そんなの信じなられない！』

玲於『俺もさっき父ちゃんに聞かされた。昔からずっと一緒にいるから親戚みたいなもんだろってさ。』

、、はぁぁ？

自分の父親ながら本当に宇宙人かもしれない！

宇宙語だ。