痛いのは最初だけ３【佐野玲於】 (ページ24)

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先にご飯作って食べて、"早く髪染めて" ってうるさい玲於くんを連れて脱衣場。

上半身裸になるって言うから、カラー用のケープ急いでつけてなるべく見ないふり。。。

A『よしっ、完了！あとは置くからちょっと待ってて。』

玲於『ねぇ、ちゃんと最後までやってね。』

ドライヤーのことかな？って思って、わかった！なんて言ったけど、、、

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玲於『Aー、まだぁ？』

A『ん～。うん！染まったみたい。そのままお風呂入っていいよ。』

玲於『や、お前が流すじゃん。どうすればいい？全部脱ぐ？』

A『へ？』

玲於『最後までやるって言ったでしょ。』

A『待って！私がやるの？流すくらい自分で出来るじゃん！洗面台で流したら汚れるし、、』

玲於『あーじゃ風呂場でいいよ。』

いやいやいや、嘘でしょ。

玲於くんと一緒にお風呂？ ←語弊はあるけど。。。それはやばいよ！

結局...入浴剤いっぱい入れた色の濃いお風呂に下半身にバスタオル巻いた玲於くんが入って、浴槽から頭だけ仰向けに出してもらう。

A『...し、失礼します。』

玲於『俺美容室以外でシャンプーしてもらうの初だわ。』

結局私は玲於くんに汚れてもいいTシャツ借りて短パン履いたけど、、今すごいいけないことしてるみたい。

だって玲於くん上半身なんかほぼ丸見えなんだもん。。こんな至近距離、見ないように意識してないと目がいっちゃう。

私こんなに変態だった？これは自覚のない変態だ。

玲於『見すぎ。 ...そんな興味深いっすか俺の体。』

A『み、見てないよ！、、、ちょっとしか。もぉ流してるから目瞑っててよ。』

玲於『だからそれ、"ちょっとしか"って見てんじゃん(笑) いつからそんな変態になったわけ？』

A『なってません！』

この私が上から見下ろす感じ、、いや、下から玲於くんに見上げられる感じ、、、ダメだ。

心臓がもたない。。。

玲於『あ、そこ、後頭部？すげー気持ちいい。』

A『ここ？』

見ないようにしてたのに、、目が合っちゃった。。。

玲於『、、、お前さ、、』

A『ん？』

だからそんな見つめないでよ、、その目に吸い込まれそう。。。

玲於『、、、好きなの？』

え、、、今確かに "好きなの？" って聞いたよね？

もしかして、、やっぱり私が玲於くんを好きなことバレてる？

見つめすぎたから？

どうしよう、、、