痛いのは最初だけ３【佐野玲於】 (ページ11)

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A『、、本当に？』

玲於『ん、お前が使ったらドラえもん見えないじゃん。』

A『そうだけど...無理に使ってくれなくていいよ。』

玲於『俺がサメに似てるっていうのはどうかと思うけど、、お前が選んだやつだし、うん、まぁ使ってやってもいいよ。』

A『複雑なんですけど、、』

玲於『待って、今付ける！』

言い方は相変わらずだけど、今付けるとかゴソゴソ鍵取り出して一生懸命付けてるとこ、すごい可愛いとか思っちゃう。

気まずい空気もなくて調子狂うよ、、、今だけ？

玲於『出来た！ふはっ(笑) 俺の鍵めっちゃ強そう。』

A『何それ(笑)』

玲於『...マジでありがとう。』

A『うん。。』

玲於『俺もさ、、、Aに、』

A『ん？』

玲於『買っ、、いや、、、、、飴、、あげたじゃん？』

A『これ？うん。。え？ ...ありがとう？』

玲於『うん。いいえ。』

ため息つきながらちょっと笑った？今日は特に玲於くんのこと全然わかんかいよ。

玲於『ねぇ、ダンス見た？』

A『見たよ。皆すごかった！』

玲於『いや、俺のことばっか見てっから、』

A『そっ、そんなことないよ！皆のこと見てたもん。』

玲於『あっそ？めっちゃ鏡越しに目合ったけど。』

A『、、うん。』

玲於『かっこよかったでしょ玲於くん。』

A『、、うん。玲於くんがあんな踊れるなんて知らなかった。』

玲於『ははっ(笑) まぁね。』

A『あのね、、もうね、ダンスもバイトも私の為に休まなくていいよ。。。玲於くん達のおかげできっともうあの人にも会わないと思うし。』

玲於『..あぁ、、、亜嵐くん居るしね。

お前は鍵に付けないの？...さっき亜嵐くんから貰ったやつ。』

A『あ！水族館て知ってたのもそれ？玲於くん盗み見だけじゃなくて盗み聞きしたでしょ。変態！』

玲於『バカっ！！たまたま聞こえたんだよ、お前がキャピキャピぶりっ子してっから。』

A『してません！』

玲於『うっれしそーにしちゃってさ、』

A『自分の為に何か貰うって、、物じゃなくても何でも自分のこと考えて選んでくれたってことが嬉しいよ。』

玲於『、、、うん、本当それ。』

玲於くん自分の鍵見つめながらそう呟いた。

私のあげたキーカバー喜んでくれてるのかな？って思っちゃう。

仕方なく付けてくれてるだけでも私は嬉しいよ、、、