痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ26)

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にじゅうろくページ26

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亜嵐『帰りは俺が迎えに行くよ。』

A『ま、待って。。大丈夫だから。今日もバスにして帰り道変えたもん。 ...もう平気！でしょ？』

玲於『A、、、今回は無理。』

やだ、、

A『お願い、お兄ちゃん。』

久々にお兄ちゃんて呼んだ気がする。。

でも私がここに居る間は彼女作らない約束だから。
帰りたくないのはただそんなワガママで単純な理由

玲於『だから、今はそんなこと言ってる場合じゃ、、』

亜嵐『でもさ、朝はいいとして結局お父さん帰る夜まで１人でしょ？俺が居れる時は一緒にいるけど、、、とりあえず警察に連絡は？』

玲於『...警察なんか頼りになんねぇよ。何かあってからじゃないと動かない。だからそれは俺が、、』

A『だったらここに居たい。。』

玲於『A！』

A『１人にしないで、、、』

亜嵐『...Aちゃん。』

玲於『...まず父ちゃんとこ行こう。帰るよ。』

A『でも、、、』

玲於『A、大丈夫だから。
亜嵐くんも居るし、、、絶対守ってやるから。』

その後、玲於くんは亜嵐くんに今日は大丈夫だからって帰ってもらって嫌がる私を着替えさせて無理矢理お父さんの所に連れて行った。

A『玲於くん、、、』

玲於『うん、１人になんかしないから。』

...それお兄ちゃんとしてじゃなくて言ってほしいよ。。。

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玲於『こんばんはー。』

A『、、、』

お父さん『玲於か。どうしたっ、、、A？』

久々に会うお父さん、優しくおかえりって言ってくれた。

玲於『..お邪魔します。今日はちょっと話しがあって。』

お父さん『まぁ、入れ。父さんも話しがある。。。』

お父さん家出した私を怒ってない？
こんな娘に育てた覚えはないとか怒られるのかな、ちゃんと謝らなきゃとか頭では思ってるのに全部まだ心の準備が出来てない、、、

お父さん『。。まぁその、バイトだろ？そのことなんだけどな、』

玲於『いや、今日はその話しじゃないっす。』

お父さん『？、、まさか玲於、』

玲於『違うって。。。実は、Aが変なやつに狙われてる。』

どういうことだ！って焦るお父さんに玲於くんが説明するのを、私はどこか他人事のように聞きながら全然違うこと考えてた。

もうバイトどころじゃないし、変な人のことは怖いけどそれより玲於くんが遠くに行くことのが怖いから。。。