王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ8)

今日:14 hit、昨日:9 hit、合計:213,854 hit

はちページ8

★

目が合って、とっさに反らしてみるけど今度は目が泳ぐ。

玲於『何？』

A『、、ナニガ？』

玲於『いや、こっち見てたっしょ。』

A『見てないよ、』

しっかり見てたけど、、、

目が離せなかったなんて言えません

玲於『俺もイチゴパフェ食う。』

A『玲於もイチゴ好きなんだね。』

玲於『好きだよ。』

メニューじゃなくてこっち見て言うから自分に言われてるみたいって妄想して今死にかけた。。。

A『私も...好き』

とか言ってみたりして。。

玲於『イチゴ？』

A『え、、うん。イチゴ。。///』

イチゴ？って、、、それ聞く？

イチゴパフェ２つ頼んで、待ってる間二人きりって、そわそわ

玲於『A、待て！』

A『...ワン？』

玲於『おっw なついてきた！』

またお手を期待したりして。。。ね。

噛みつかないし言うこと聞くから愛情をそそいでください。って段ボールに書いておこうかな。

A『...雨止まないね。』

玲於『帰りはバスだな。』

A『ん。。バス、だね、、、』

涼太くんは雨に濡れながら一人で帰ったんだよね...

玲於『あのさ、、涼太のことだけど。』

A『え？』

涼太くんのこと考えた時に名前だされてちょっとビックリした。

玲於『Aさ、、、どーせ涼太振って申し訳ないとか思ってんでしょ？』

A『、、、ぅん。』

図星。

涼太くんの気持ちに応えられないこと、自分は玲於と居られる時間を喜んでるのに

玲於『...恋愛なんて誰でも傷つく可能性があって不安のが大きい時もあるけどさ、でもきっと涼太はそんなのも覚悟してんだと思うよ。

だから、振って可哀相とか思うのは違うんじゃね？』

、、、そっか。

涼太くんは私みたいに好きの二文字すら言えない弱虫と違って、全部覚悟して自分の気持ちを伝えてくれてるんだから、、、本当に失礼だね、私。

どこまで疎いんだろう。

玲於はちゃんとそういうとこまで考えてて、私なんかよりずっと大人みたいだ。。。

玲於はいっぱい恋愛してきたのかな、、、。

過去の彼女って、、

玲於と手を繋いだり抱きあったり、キスしたり、それ以上だって、、、当たり前に出来て、

好きって想われて、言葉でも言われたりして、、

あぁ想像しただけで致命傷。。。

玲於の過去まで気になって仕方ない。

そして今は彼氏が居る子を好きで叶わない恋してる、、一途に