王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ41)

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よんじゅういちページ41

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A『熱のせいじゃない。おかしくなんてなってないよ。。。』

玲於『じゃあ何...俺のこと好きなの？』

A『え、、、////』

まさかそんなこと聞かれるとは思ってなかった。

私のイメージではちゃんと話し聞いてって自分で気持ち伝える予定だったからとっさに次の言葉が出ない;

玲於『...ずっと友達でいて』

えっ、、、

、、、

私今度こそ振られた。。

まだ気持ち何も伝えてないのに。。。

直接玲於にそんなこと言われたら何も言えない。

今そう言われる前にどうして自分の気持ち言わなかったんだろ。せめて好きって言えばよかった。

息が出来ない。

ずっと友達でいて、、、

わかってたはずなのに。
振られるのなんか100%想定内なはずなのに。

やっぱりその一言は重すぎる。

ずっと友達でいてって言ってもらえるだけ幸せなのかな。。。

もう一生会えないわけじゃない。

でも、、、いつか玲於に彼女が出来たり、好きな子の話しするの聞いたり、私は友達としてそれを笑顔で普通に接したり出来るかな。

時間が経てば玲於を好きな気持ちはなくなってくの？

そんなの無理だよ、、、

友達になんて戻れそうにない。

告白して振られたら友達にも今までみたくも戻れないなんてわかってたのに。

急に言われると思ってなかった言葉に考えてたことも気持ちも何も追いつけない。

玲於『って、お前が言ったの覚えてる？』

A『、、、ぇ？』

頭が真っ白で玲於が何言ってるのか理解できない。

玲於『だから、、送ってくれた日、俺の頭撫でながらお前がそう言ったんだよ。』

A『、、、私？』

そういえば、、想いが叶わないならせめてずっと友達でいてほしいってあの時思ったこと口に出しちゃったんだ。

A『、、玲於起きてたの？』

玲於『頭撫でられた時に。寝たふりするつもりはなかったけど、、』

A『あれは...』

玲於『ずっと友達でいてくれる？って言って、気づいたらお前居なくなってるし。』

A『っ違、聞いて！』

言いたいこと沢山あるの。

玲於『それ...とりあえず着替えな。』

今度はちゃんと後ろ向いてる間に着替えると、玲於はまた私と向い合わせにベッドに座った。

寒くない？って。

私それどころじゃ...

玲於『...Aに初めて会った時さ、文化祭の看板作ってて、こんな悪趣味な絵書いて変なやつって思ったのが第一印象だった。』