さんじゅうに ページ32
★
えっ? うそ? これって夢?
だって二人乗りって、、、
私の考えてた ご褒美 だったんだよ。
遅刻指導終わったらご褒美くれるって、、、
もう絶対叶わないと思ってた。。。玲於の後ろ。
A『それ...』
後ろ側、よく見たら座れそうなとこ付いてた。
いつの間に?
玲於『 A、この前 乗りにくそうだったじゃん。』
A『つけたの?。。』
私の為に?、、、
玲於『外してたの直した。 あー、前回も今回も乗せといてなんだけど、本当は二人乗りはダメだから、、、』
A『うん。』
玲於『今日だけね。 二人乗りは悪い子がやるやつだから。』
A『、、、悪い子だったらまた乗れる?』
玲於『バカ。』
綾乃ちゃんに危ない目にあわせないでよ?ってまた怒られる。って、、、
綾乃とそんな話ししたの?
もうダメだ/// 今すごく好きって言いたくなっちゃった。。。
A『玲於、、私、』
一生、赤ちゃんでいいから。
玲於『早くこっち。』
A『、、、今日は話し聞いてくれる?』
玲於『具合い悪いんだから大人しくして。』
A『でも...』
玲於『ほら、来て。』
その言い方すごく、、、ずるい。
後ろに座って腰に手を回す。
寄り掛かってて って言う玲於の言葉に甘えて背中に耳をぴったり付けるように抱きついた。
大袈裟じゃなくて永遠に時間が止まればいいってまた思ってる。
広くて逞しい背中が温かくて心臓は相変わらずキューってするけど、痛いんじゃなくてくすぐったい感じ。
もっともっと1つになるまで引っつきたい。
たまに振り返って 平気?って聞いてくれて。
こんなに甘やかされて、私 玲於がいないと生きていけなくなる。
A『玲於やっぱり優しいね。』
玲於『それ気づくの遅そいから。』
A『うん。
、、、綾乃、亜嵐くんに送ってもらえてよかったね。』
玲於『...何、亜嵐くんのがよかった?』
A『そっ、そんなことないっ。』
玲於『声でけーよw』
そのあと私勇気出して "玲於がいい" って言ったの。
聞こえないようにだけど。。。
玲於『前にさ、、』
A『ん?』
玲於『前に、俺が熱出た時に送ってくれたじゃん?』
A『あれ送ったって言うのかな? 一緒に帰っただけだよ。』
玲於『まぁ、うん。
そん時さ、薬とか買ってきてくれて、、で、戻ってきたらAさ、頭撫でてくれたでしょ?』
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年8月15日 23時