さんじゅう ページ30
★
A『、、、何、?』
玲於『チューしたいの?』
えぇええ〜〜〜!!
私の耳が壊れてないとしたら 今 "チューしたいの?" って言ったよね?
私の目を見ながら色っぽい顔して聞いたよね?
【俺とチューしたいの?】って?
いやーーーやばいやばいやばい
破壊力抜群なんてもんじゃない! ハート鷲掴みされたみたいにキュンキュンする。
こんなの漫画でしか知らないやつだ
A『ちょ、、そ、そんな 順番とかあるし、心の準備とか、、えっ、え?』
玲於『マシュマロにだよバーカ(笑)』
ア"ーーー/// まただ。
私は何回この恥ずかしい勘違いを繰り返せば学ぶんだろう。
今日はずっと熱くて、これが熱のせいなのかどうかもわかんない。
亜嵐『玲於、Aちゃんいじめてる時が一番いい顔してる(笑)』
綾乃『でもAの反応ってずっと見てられる♪』
亜嵐『笑いすぎて喉乾いた。綾乃ちゃんもドリンクバー行く?』
綾乃『うん♪行く!』
待って!!
気づいたら玲於と二人きり。いきなり?この流れで?
どうしよう。。。
静かになったらちょっとフラフラする気がする。
もしかしてやっぱり熱上がったかな、、
亜嵐くんと綾乃の後ろ姿を眺めてたら、左手に何か当たった。その感触に身体中の熱が集中する。
玲於の右手が私の左手に優しく重なってて、、、
これも たまたま?...
ゆっくり引き抜こうとした手を玲於が今度は少し強く握った。
上がりっぱなしの心拍数はまだまだ落ち着きそうにない。。。
玲於『熱、、、だいぶ上がってんじゃん。』
A『 だって。。手、握るから。。』
玲於のせい。
玲於『...ダメってそれ。』
A『うん。風邪かな?』
玲於『いや、そうじゃなくて。』
A『ん?』
玲於『いや、もう帰る?』
A『ううん。。。まだ帰りたくない。』
告白。。ちゃんと出来るかなってのもあるけど、、、
もう少しこのまま。
あとちょっとでこの関係も終わっちゃうから。。
玲於『はぁ、、さっきからさ。 、、、どこでそんなの覚えてきたんだよ。』
A『、、何?』
ちょっと本当にクラクラするかも。
玲於『お前 目がもうヤバイ、、、いいよこっち。』
くっつくまで近くに寄ってくれた玲於の肩に少し頭を預けた。
余計に熱上がる でも嬉しい。
A『ありがとう』
すごい落ち着く。。。
また玲於の近く、こんな距離感がとてつもない奇跡
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年8月15日 23時